HERO:久利生だけじゃない! 脇役キャラが人気の支えに

フジテレビ提供
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 人気グループ「SMAP」の木村拓哉さん主演で連続ドラマとして13年ぶりに復活した“月9”ドラマ「HERO」(フジテレビ系)。木村さんが演じる主人公の型破りな検事・久利生公平の魅力はもちろんだが、物語の舞台である「東京地検城西支部」のメンバーたちとのやりとりも人気を集めている。4日放送の第4話では、新たなコンビとなった北川景子さん演じる事務官・麻木千佳の過去が明かされたが、同局の渡辺恒也プロデューサーによると、今後も新メンバーに焦点を当てた回が用意されているという。主人公の久利生だけじゃない、脇役のキャラクターの魅力がドラマの人気を押し上げているといっても過言ではない。現場の雰囲気や人気を支える脇役キャラを紹介する。

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 ◇撮影現場は和気あいあい

 「HERO」は、東京地検城西支部を舞台に、木村さん演じる主人公の型破りな検事・久利生を中心とした個性的なメンバーが、事件の真相に迫っていく群像劇。2001年に放送され、久利生と松たか子さんが演じた事務官・雨宮のコンビや、メンバーのやりとりが人気となり、06年にはスペシャルドラマ化、07年には映画化もされた。毎週月曜午後9時に放送。

 前作に続き、城西支部のメンバーたちによるテンポのいいやりとりも今作では魅力の一つだ。7月の会見では、木村さんが「年齢もみんなバラバラなんですけど、ダメダメなクラスメートみたいなそういう雰囲気の中、思ったことを言い合って撮影が進んでいます」と和気あいあいの雰囲気で撮影していることを明かしている。

 ◇個性豊かな新メンバー

 今回から新メンバーとして加わったのは、北川さん演じる麻木のほか、上昇志向が強い杉本哲太さん演じる田村検事、東大卒のエリートでプライドが高い濱田岳さん演じる宇野検事、美貌と大人の魅力にあふれる吉田羊さん演じる馬場検事、スピンオフ放送も話題の勝也さん演じる城西支部の警備員・小杉啓太など、個性豊かなキャラクターたちが顔をそろえる。

 第4話では、麻木が“元ヤンキー”だったという過去が明らかになった。渡辺プロデューサーによると、今後も新メンバーの横顔に迫る話が用意されるといい、11日放送の第5話では、かつては「鬼の川尻」という異名をとったほど凄腕だったという松重豊さん演じる部長検事・川尻健三郎に迫るストーリーが用意されている。

 ◇変わらず面白い旧メンバー

 旧メンバーたちも魅力だ。前作から登場している小日向文世さん演じる末次事務官は、13年たった今でも、そのとぼけっぷりで皆にツッコミを受け、趣味の社交ダンスを続けている。八嶋智人さん演じる遠藤事務官は、相変わらず大の合コン好きで、いまだ独身、城西支部のメンバーに当意即妙なツッコミを入れている。何をオーダーしても要求に応えてくれる田中要次さん演じるバーのマスターのいつもの返事「あるよ」も健在。個性的な旧メンバーの面白キャラが、ドラマの人気を下支えしているといってもいいだろう。

 第1話では勝村政信さん、第4話では大塚寧々さんとなつかしのメンバーの登場も話題を集めたが、渡辺プロデューサーは、誰とは明言しなかったが、「なんらかの形でこれからも前のメンバーが関わっていくことを期待してほしい」と今後の展開について含みを持たせた。

 また、今後のドラマの見どころについて、「昔の久利生だったらこんなことを言わなかったかもしれないけど、検事としての経験値の中で、こういうことも言うようになったんだ、という変化も感じてもらえると思います。成長ぶりにも注目して」とアピールした。

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