モデルの山田優さんが、私服と私物でコーディネートしたファッションを紹介する書籍「YU YAMADA FASHION ADDICT(ファッションアディクト)」(宝島社)を発売した。同書では約200のコーディネートのほか、山田さんのプライベート写真や自宅の写真も公開されている。7月に30歳を迎えた山田さんは、今後も「年齢にとらわれずに挑戦して、成長していきたい」といい、モデル業や女優業に意欲を見せている。仕事やプライベートについて聞いた。
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山田さんは30歳になり、「年齢にとらわれずに常にいろんなことに挑戦して、新しいことを見つけて成長していきたい」と考えている。モデル業はもちろん、「女優としても大人になってから挑戦できる役も増えていくと思うので、いろんな役に挑戦していきたいと思っています」といい、「ドラマ、映画、舞台でどんどん面白いものに出合えていけたら」と意欲を見せる。
以前は「30歳になると、いろいろできないことが増えたり、もう遅いって思ったりすることがあるのかなって思っていた」というが、女優の夏木マリさんとの対談で考えが変わったという。「(夏木さんの)『60歳になっても常に挑戦し続けているのよ』という話を聞いたときに、30歳なんてまだまだ未熟なんだなと実感しました。30歳になってからも、いろんなことに挑戦できると感じたんです」と、その生き方に刺激を受けた。
10年後、20年後の理想像を考えるタイプではなく、「いただいた仕事を一生懸命やって、(その結果)想像よりもっといいものに出合えるはずと思いながら過ごしている」といい、「プライベートでは常に笑顔でいられる家庭を作っていきたい」と笑顔を見せた。
また「昔から細かい作業が好き」という山田さんの趣味は「刺しゅう」。「集中して何もかも忘れられるのが刺しゅうの時間」といい、友人の出産祝いで前掛けにキャラクターを縫ったり、自宅の枕カバーなども縫ったりしているという。「友達にあげることの方が多いので、なかなか手元に残っていなくて……。これからは自分のベッドシーツとかにも刺しゅうしたい」とはにかみながら語る。
沖縄出身で「年に1、2回、沖縄に帰る」という。「東京に出てきて沖縄が実家だなんて恵まれているなと思いました」と故郷のありがたみを実感しており、「(帰ると)おじいちゃん、おばあちゃんに会いにいって、おじさん、おばさんに会いにいって、友達に会いにいって……。あっという間に疲れて終わっちゃうから最低3日ぐらいあると(滞在できると)うれしいですね」と話した。
同世代の女性へのメッセージを求めると、山田さんは「20代後半は、結婚、出産、仕事のこと……いろいろと、もう決めなきゃいけないという焦りみたいなものが出てくると思う。でも自分がこれだと確信できるものが見つかるまでは、まだ模索してもいい時期だと思います。いろんなことに挑戦して、いろんなことを体験して、いろんな知識を蓄えられる時期。今からでも、いろんなことを学んで、ステップアップしていけるから、自分がやりたいことをやっていってほしい。挑戦してほしい」と呼び掛けた。
<プロフィル>
やまだ・ゆう。1984年7月5日生まれ。沖縄県出身。2000年に女性ファッション誌の専属モデルとなり、本格的なモデル活動をスタート。女優としても活動し、「のだめカンタービレ」(フジテレビ系)シリーズなどに出演したほか、09年の映画「劇場版 カンナさん大成功です!」、12年のドラマ「VISION−殺しが見える女−」(読売テレビ、日本テレビ系)で主演を務めた。現在は女性ファッション誌「GINGER(ジンジャー)」(幻冬舎)のレギュラーモデルを務めている。