女優の川口春奈さんが、10月に上演される舞台「生きてるものはいないのか」(前田司郎さん作、演出)で主演を務めることが28日、明らかになった。今回が舞台初挑戦となる川口さんは「初舞台で不安だらけですがキャストの皆様、そして(演出の)前田さんに助けてもらいながら最高の作品を作って、見ていただけたらと思います」とコメントした。
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「生きてる~」は2007年に初演された前田さんの代表作で、12年には石井岳龍監督によって映画化もされた作品。大学や喫茶店などを舞台に、日常的な会話をしていた登場人物たちが、次々に倒れていき……という“群像不条理劇”で、俳優の中島歩さんや木村了さんらも出演する。
川口さんは「会話劇に近いような、日常の中にあるたわいもない話をしている中、異空間になるような、非現実のようなとても言葉じゃ言い表せないような内容」と解説し、「本を読んでるだけじゃ何も理解できないというか、とにかくけいこをしてみなきゃ分からないという感じです」と意気込んでいる。舞台「生きてるものはいないのか」は10月16~26日にこどもの城青山円形劇場(東京都渋谷区)で上演予定。先行チケットが31日、一般チケットが9月7日から販売される。