ドワンゴとKADOKAWAの経営統合を記念した会見が30日に東京都内で行われ、10月1日からスタートする統合持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO」の川上量生会長と佐藤辰男社長がそろって登場した。会見では、「ニコニコ書店会議」など経営統合を記念した新たなキャンペーンを発表。川上会長は「(統合で)両社の社員が賛成しているみたいで、(統合の)相乗効果が出ているんじゃないかと。明日が楽しみです」とし、佐藤社長も「楽しみ。統合を成功させて共有していきたい」と意気込みを語った。
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この日の会見では、統合キャンペーンとして「ニコニコカドカワ祭り」の開催を発表。キャンペーンの一環として、11月から全国10カ所の書店を回るネットと書店を連動させたイベント「ニコニコ書店会議」や、10月1日から7日間、KADOKAWAの電子書籍を50%オフで販売する「BOOK☆WALKER 電子書籍セール」などを実施する。また、同日から書籍の購入者にKADOKAWA作品の人気キャラのカードを提供し、クーポンやポイントなどのネット特典を付与する「本屋さんに行くと、いいことザクザクフェア!」も開催。そのほか、会見で川上会長は、年内に「ニコキャス」という新サービスを発表するとし、「ニコ生以来の大型の新サービス」と説明した。
両社は5月14日に経営統合を発表。統合により、10月1日に持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO」を設立し、ドワンゴの川上会長が代表取締役会長に、KADOKAWAの佐藤相談役が代表取締役社長に就任する。