俳優の松田翔太さんが乾くるみさんの人気小説を実写映画化する「イニシエーション・ラブ」(堤幸彦監督)で主演することが15日、明らかになった。女優の前田敦子さんがヒロインを演じる。主人公の鈴木を演じる松田さんは「皆さんにこの世界観にひたっていただき、シュールなミステリーを味わっていただきたいと思います」とコメント。また、ヒロインのマユを演じる前田さんは「今まで体験したことのないキャラクターなのでとても楽しみです」と意気込みを語っている。
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また、女優の木村文乃さんも2人と三角関係になる美弥子役で出演することも発表され、木村さんは「ほとんどが松田さんとの会話のシーンになるので、2人の微妙な距離感とちょっとした駆け引きを、空気感を大事に丁寧に重ねていけたらなと思っています」と話している。
「イニシエーション・ラブ」は累計発行部数112万部を突破している乾さんの人気小説(文春文庫)が原作。1980年代後半の静岡と東京を舞台に、合コンで出会った就職活動中の奥手な大学生・鈴木と歯科助手・マユのぎこちない恋愛模様を描く静岡編(side−A)と、就職して上京した鈴木が静岡に残ったマユと遠距離恋愛を始め、その関係が徐々に崩壊してしまう東京編(side−B)の2編で描く青春ラブストーリー。最後の2行で甘くて切ないラブストーリーから驚がくのミステリーに変ぼうするトリックが隠されていることで話題となり、ベストセラーとなっている。
松田さんは「堤監督とは十数年前にお会いする機会があり、今回この作品に呼んでいただき、改めて俳優としてお会いできとてもうれしく思っています。台本と原作を読ませていただき、80年代ならではの男女の交際や、原作の持つ世界観がとても面白いと思いました」と話している。前田さんは「自分が生まれていない時代背景なので、それも楽しみたいです」とコメント。
堤監督は「時代設定、キャラクター設定、そして驚がくのストーリー設定、全てが映画的だ。最高のキャストと我がチームの持てる力をフル動員して、この一筋縄ではいかない『イニシエーション・ラブ』に挑みたい」と気合が入っており、原作者の乾さんも「おそらく原作とはかなり違ったものになるのでしょう。ちなみに、原作には混浴露天風呂のシーンはありません。観光地でグルメを食べ歩きするようなシーンもありません。そういう要素を無理やりねじ込んだ映画版を見てみたい気持ちも少しだけありますが、何とぞお手やわらかにお願いします」とコメントしている。公開は2015年を予定している。
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