SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第1話 再出発!集う麦わらの一味!
11月3日(日)放送分
週に約100本(再放送含む)のアニメを視聴し、アニメを使った町おこしのアドバイザーなども務める“オタレント”の小新井涼さんが、アニメにまつわるさまざまな事柄についてつづります。第4回は、アニメ好きが高じてついに大学院合格を決めた秘密について語ります。
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最近アメーバブログの公式化とともに新しくさせていただいたブログタイトル「もし現役女子大学院生(仮)が毎週アニメ100本みて感想をブログに載せたら」でフライングしていたのですが、実は小新井こっそり受験生をしておりました。
そして先日、これまたこっそり念願かなって合格することができましたので、来年度からは大学院にも籍を置き、そこで本格的にアニメの研究に取り組もうと思っております。まずは、周りの方々のご助言や支えがあってこその結果だったと思います。この場をお借りして、本当にありがとうございました。
急な報告と急な進路にきっと皆さん「わけがわからないよ」状態ですよね。そもそもなぜ急に大学院を志望したかというと、きっかけはやはりアニメでした。
第1回のコラムで紹介した通り、紆余(うよ)曲折を経て現在オタレントとして活動させてもらっている小新井ですが、このまま一生アニメを追求し続けたいと思ったときに“オタレントなだけ”の今の自分には限界があると感じたのです。
アニメをたくさん見て知識を増やすだけならばもっとくわしい人が山ほどいるし、内容考察に関しても専門的な解釈ができる人がとっくにやっている−−。ならばもっと他の、自分にしかできないようなアニメへの関わり方を探したい、声優さんでも制作者さんでも専門家さんでもない自分なりのアニメの見方ってなんだろう。
そう悩んでいた時にいただいたのが「大学で学んだことをアニメへの関わり方に生かしてみては」という、尊敬している方からのアドバイスでした。
最初は、勉学とアニメの関連性が未知数すぎてピンとこなかったのですが、「そういえば在学中は課題へのテンションを上げるために、心理学や宗教学の講義でアニメを題材にしたリポートとか書いていたなあ」ということを思い出しました。
それらを発展させてアニメを軸に本格的な研究ができないだろうか、そこで自分にしかできないアプローチでアニメの新しい一面を探求していけるのではないか……。そんな期待に胸を躍らせ、研究の現場へのあこがれを抱いた小新井は決意したのです。
「そうだ、大学院へ行こう!」
こいつ人生なめきってるなと思われそうな動機ですが、本気で目指すとなれば、そこは真剣に取り組みました。生活の一部であるアニメ視聴、オタレントとしてのお仕事、そして受験勉強の“三立”のための追い込み期間はとにかく家と図書館に引きこもっていたので、お仕事の現場で久々に人と話すとしゃべり方を忘れそうになったりしていたのもいい思い出です……。情報コミュニケーション学専攻のくせにコミュ障に磨きがかかった気がします。
さて、冒頭でアニメの研究とは言いましたが、それは作品単体に対するコンテンツ分析ではなく“アニメというもの”が人の心や社会にどんな影響や現象を起こしているかの分析をする予定です。
なんて大仰なことは言っても、まだまだやっとスタートラインに立てただけの未熟者ですので、まずはしっかりと院で学ぶべきことを学んで、アニメの分析にどう用いることができるかを考えていきたいと思います。
将来的には、現場と研究の場、それぞれの視点でしか知ることができないことを、もう一方にフィードバックしたり、いつか同じような研究を志した人のために「こんな先行研究があったんだ」というものが残せるくらいの新しい発見ができたら本望です。
アニメと同じくらい学ぶことも大好きなので、その題材として大好きなアニメの研究が一生できるとしたらこれほど幸せなこともありませんからね。
あ!なんだか熱く語りすぎて「わたし大学院に旅立ちます。いままで本当に(略)」みたいな空気になってしまいましたがコラムはまだまだ続けますからね! 最終回じゃないですよ!笑
これからも引き続き、こんな小新井をよろしくお願いいたします。
こあらい・りょう=埼玉県生まれ、明治大学情報コミュニケーション学部卒。アニメ好きのオタクなタレント「オタレント」として活動し、ニコニコ生放送「岩崎夏海のハックルテレビ」やユーストリーム「あにみー」などに出演する傍ら、毎週約100本(再放送含む)のアニメを見て、全番組の感想をブログに掲載する活動を約2年前から継続。「埼玉県アニメの聖地化プロジェクト会議」のアドバイザーなども務めており、社会学の観点からアニメについて考察、研究している。
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