今週シネマ:7、8日公開の映画「トワイライト ささらさや」「福福荘の福ちゃん」「サボタージュ」…

映画「トワイライト ささらさや」のワンシーン (c)2014「トワイライト ささらさや」製作委員会
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映画「トワイライト ささらさや」のワンシーン (c)2014「トワイライト ささらさや」製作委員会

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。8日公開の「トワイライト ささらさや」(深川栄洋監督)は新垣結衣さんと大泉洋さんが初共演で夫婦役を演じている注目作。そのほか8日には、お笑いトリオ「森三中」の大島美幸さんが映画初主演で心優しき独身男を演じる「福福荘の福ちゃん」(藤田容介監督)、芥川賞作家の中村文則さんの同名小説が原作で俳優の柳楽優弥さん主演の「最後の命」(松本准平監督)などが公開される。7日にはアーノルド・シュワルツェネッガーさん主演映画「サボタージュ」(デビッド・エアー監督)が公開された。

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 「トワイライト ささらさや」は加納朋子さんのベストセラー小説「ささら さや」が原作。夫に先立たれて生まれたばかりの乳飲み子を抱えた妻が、心配で成仏できずに他人に乗り移っている夫に手助けされながら母親として成長していく姿をコミカルかつファンタジックに描いている。新垣さんが初の母親役を演じる姿にも注目したい。

 「福福荘の福ちゃん」は、心優しき独身男・福ちゃんを取り巻く人々との日常と、初恋の人との再会を軸にした藤田監督のオリジナル作。声色を変え、丸刈りで体重も増量してオッサンになり切っている大島さんの演技は必見で、日常に根差した物語が面白い会話とともに展開する。

 「サボタージュ」はDEA(米麻薬取締局)の特殊部隊9人が、ある事件をきっかけに一人ずつ殺されていくというサスペンスアクション。人物の目線で切り取った映像がしばしば登場し、自分があたかもその場に居合わせているような感覚に陥る。DEAのメンバーそれぞれも個性的だ。

 そのほか8日には、幼少期の事件でトラウマを抱えた2人の男が、凄惨(せいさん)な記憶に人生をゆがまされながらも生きる希望を見いだしていく姿を描いた「最後の命」(松本准平監督)、俳優の奥田瑛二さんの長女、安藤桃子監督が自ら書き下ろした長編小説を脚色し、実妹の安藤サクラさん主演で撮った「0.5ミリ」、ある一家の元を訪れた一人の若者の驚きの正体が明かされていくサスペンススリラー「ザ・ゲスト」(アダム・ウィンガード監督)、世界40カ国以上で800万部以上を売り上げたスウェーデンの国民的ベストセラーが原作で、元爆弾専門家の100歳の男性が繰り広げる珍道中を描く「100歳の華麗なる冒険」(フェリックス・ハーングレン監督)などが公開される。

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