資生堂は11日、東京都内で会見を開き、25年ぶりとなるシニア女性向け新総合ブランド「プリオール」を発表した。同ブランドのCMモデルには女優の宮本信子さんと原田美枝子さんを起用し、2015年1月21日から約70品目を一斉発売する。
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会見に出席した宮本さんは「この年齢で選ばれて、何かの間違いなんじゃないかと思ったくらい。原田さんと初めてで、化粧品のCMも初めて。初めての現場で女子会みたいな感じだった!」と楽しそうに振り返り、原田さんも「昔、資生堂さんのCMをやらせていただいて、20年近くたっていますが、また戻って来られてうれしい」と笑顔を見せた。
「プリオール」は、2019年には50歳以上が全女性人口の50%を越えると言われていることを受けて、2年以上かけて6000人以上のシニア女性との対話を行って誕生したシニア女性向けの総合ブランド。「大人の七難 すんなり解決 プリオール」をコンセプトに、スキンケア、ベースメーキャップ、ポイントメーキャップ、ヘアの四つのカテゴリーで構成され、同社のウェブサイト「ワタシプラス」では、21日からヘア商品の4品目8品種を先行発売する。
宮本さんはブランドコンセプトの「大人の七難」について聞かれると、「(自身は)その何倍もあります」と笑いながら、「ありのまま、自然に受け入れる方が精神衛生上いい。(体のラインなどが)下がってくるのも平気! そういうふうに生きていきたい」と持論を展開。「8年前から乗馬を楽しんでいる」という原田さんは「うれしいな、楽しいなという瞬間をたくさん持つ。そしたらそういう顔になっていくと思う」と笑顔で語り、「若いときには戻りたくない。未熟だったことを思い出しちゃうから」とほほえんでいた。