吉本実憂:映画初主演に手応え 「大きな壁乗り越えた」

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 2012年の第13回「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いた吉本実憂さんが29日、初主演映画「ゆめはるか」(五藤利弘監督)の完成披露舞台あいさつに登場。15歳で脳腫瘍を患いながらも懸命に病と闘う前向きな少女を演じた吉本さんは「お芝居としての大きな壁を乗り越えた。いろいろな挑戦ができてよかった」と手応えを感じている様子。今後の目標については、「自分なりの軸はぶれずに持っているつもりなので、女優としての実力を上げていきたい。連ドラ主演? いただけたらうれしい」と笑顔で話していた。

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 映画は、病に向き合う人々の現実や、「生きたい」と願う人々の明日への希望を描いた作品。ジュニアオリンピックを期待されるほどの短距離走記録保持者の少女・本田遥(吉本さん)は、ある日、突然脳腫瘍が見つかり、母(山村美智さん)に付き添われながら入院することになってしまう。ランナーの夢を断たれ、不安の中にいる遥は、父(山寺宏一さん)や妹(高橋美波さん)に支えられ、白血病と闘う友人や主治医に励まされながら治療を受けていく……というストーリー。

 吉本さんの母親役を演じた山村さんは「実憂ちゃんが娘のような気持ち」と目を細め、「寒い場所での撮影でガタガタと足が震えているのに、『寒くない?』と聞くと、『寒くないです!』って言ったりして……。国民的美少女は顔だけじゃない! 性格が美少女でないとなれない」と大絶賛。吉本さんは、「褒めてもらって自信になりました」と笑顔を見せていた。また、この日は、「LOUDNESS」の二井原実(にいはら・みのる)さん、「少年カミカゼ」のSaCoさんも登場し、スペシャルライブも行われた。「ゆめはるか」は12月13日から公開。

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