名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の堀越耕平さんの「僕のヒーローアカデミア」です。同誌編集部の門司健吾さんに作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
この作品は、誰でも“個性”という超常能力を持つ世界で、個性を持たずに生まれてきてしまった少年が最高のヒーローを目指していく話です。 何といっても主人公・緑谷出久の頑張り、努力、成長が圧倒的熱量で描かれており、とにかく滾(たぎ)ります! 泣けます! この“アツさ”は最近の少年マンガの中では、かなり突き抜けたものがあると思っているので、ぜひ読んで味わってほしいです。
また、主人公だけでなく、まわりのキャラクターが皆、生き生きとしているのも大きな魅力だと思います。 出久の憧れの存在であるオールマイトや、幼なじみにしていじめっ子の爆豪勝己、超ド級真面目男の飯田天哉、ご飯大好き天然系女子の麗日お茶子……などなど、彼らの掛け合いを見ていると本当に楽しくて、まるで自分も同じ“雄英高校”の生徒になったような気がしてしまいます。
−−作品が生まれたきっかけは?
堀越先生は「逢魔ヶ刻動物園」「戦星のバルジ」とこれまで2作品、少年ジャンプで連載しており、今回が3作品目の連載です。今回の作品は7年前に描かれた読み切りが基になっています。連載に向けた打ち合わせをしていたのは、前の担当編集なので僕自身はその場にいませんでしたが、 堀越先生にとって思い入れのある読み切りであり、“ヒーロー”という大好きな題材なので、気持ちを込めて描けそうだということが大きな決め手になったと聞いています。 ある意味、作家としての原点を見つめ直すような形をとったことが功を奏して、堀越先生の魂が感じられる作品になっていると思います。
−−個性的なキャラも魅力ですが、意外に人気になったキャラクターなど読者の反応はいかがですか?
どのキャラもカッコいい、可愛い、面白いなど好意的な評価が多いので、ありがたい限りです。 主要キャラはかなり見せ場がたくさんあるので分かりますが、あまり話したり活躍したりしていないキャラでもファンがいるので驚きます。 1話冒頭でちょっと出てきたMt.レディとか……皆さん細かいところまで読んでくれてうれしいです。
−−今後の展開は?
コミックスでしか読んでいない人もいるかと思うので、詳細は秘密にしますが、出久たちは今大きな試練に直面しています。その試練を経て、何を感じるのか、どう成長するのかが大きな見どころになると思いますので、お楽しみに! また、せっかく学校に通っているので学校行事とかも見せていけたらいいな、とは思っています。
−−読者へ一言お願いします。
コミックスの第1巻が発売即完売状態で「買えない!」という意見をたくさん見かけました。重版が出るまで大変お待たせしてしまい、すみませんでした。 皆さまのおかげで、早くも重版分含めて30万部突破という衝撃的な売れ行きでして、本当にありがとうございます。
1月にはコミックスの第2巻も発売されますが、1巻以上に激アツな内容となっていますので、ぜひお手に取ってみてください!
少年ジャンプ編集部 門司健吾
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