モデルで女優のトリンドル玲奈さん、篠田麻里子さん、真野恵里菜さんが映画「リアル鬼ごっこ」(園子温監督)で女子高生(JK)役でトリプル主演を務めることが9日、明らかになった。トリンドルさんと篠田さんが映画で主演を務めるのは今回で初となり、登場人物は全員女性という。
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「リアル鬼ごっこ」は、山田悠介さんが2001年に出版した人気ホラー小説。全国の佐藤さんが鬼ごっこをし、捕まったら殺されるという衝撃的な内容が、若者を中心に口コミで広がり大ヒットを記録し、文庫化、コミック化もされ、08、10、12年には映画化、13年には連続ドラマ化もされた。園監督のオリジナル脚本による同映画は、ターゲットを“全国の佐藤さん”から“全国のJK(女子高生)”に変更し、「瞬殺ストーム」や「豚の顔をした花婿」「マシンガンをぶっ放す女教師の大群」などの鬼たちが女子高生を襲う……というストーリーが展開する。
突然“瞬殺ストーム”に襲われるミツコを演じるトリンドルさんは「率直に私でいいのかな?と思いました。ですが、選んでいただいたことがとてもうれしかったですし、監督をはじめ皆様の納得のいく主人公になりたいという気持ち、ただそれだけです」とコメント。“豚の顔をした花婿”と結婚式を挙げさせられるケイコ役で出演する篠田さんは「ワクワクしすぎて、決まった時から、早く誰かに言いたくて言いたくてしかたありませんでした」と話している。
また、映画「新宿スワン」や連続ドラマ「みんな!エスパーだよ!」で園監督とタッグを組み、今回はマラソンのレース中に“マシンガンをぶっ放す女教師”に追われるいずみ役を演じる真野さんは「園組作品に入ると、現場の空気で『あ、園組だ!』とすごく感じます。現場は何が起こるかわからないスリル感があって毎回ドキドキしてとても楽しいです」と話している。
谷島正之プロデューサーは「本作は全編“走り続ける”映画なので、園監督の映画に毎回現れるような躍動するシーンが飛び出すことに期待しました」と話し、主演の3人についても「元アイドルだったり、モデルだったり、これからまさしく“女優”に向かおうという次のステップに踏み込む瞬間に立っている、自身がある種の興奮を抱えているキャストをあえて選びました」と話している。映画は7月11日公開。
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