大沢たかお:さだまさし名曲映画完成に感慨 「本当に心を込めた」

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 俳優の大沢たかおさんが24日、東京都内で行われた映画「風に立つライオン」(三池崇史監督)の完成披露試写会に登場した。映画は歌手のさだまさしさんの名曲が原案で、大沢さんが同曲にほれ込み実写化を熱望した作品であることから、舞台あいさつに立った大沢さんは感慨深げで、目を潤ませながら「本当に心を込めて作った作品。楽しんでいただけたら」と力を込めた。

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 さださんの曲「風に立つライオン」は、さださんがアフリカ・ケニアで国際医療活動に従事した実在の話をモデルに1987年に発表した。大沢さんは、これまでにさださんが書き上げた小説の映画化作品「解夏」(2004年)、「眉山−びざん−」(07年)に出演しており、さださんと交流を深めるなかで、同曲の小説化と映画化を熱望。13年にさださんが小説を発表し、映画化につながった。

 この日は、さださんも登壇し、「医師から話を聞いて、曲を書くまで15年。そこから、さらに30年近くたってこうして映画になった。一番最初に医師からケニアの話を聞いたあのときから今日まで1本の糸でつながっていたように思うと非常に感激です」とコメント。大沢さんは「舞台あいさつはこれまでもたくさんやらせていただいてきたんですが、この映画に関しては自分の言う言葉がすべて空回りして無意味に感じる。みなさんに見ていただいて感じていただくことが一番」と語った。共演者の石原さとみさん、真木よう子さん、鈴木亮平さん、萩原聖人さん、三池監督も登壇した。

 映画は、長崎の大学病院からアフリカ・ケニアの熱帯医学研究所に派遣された医師・航一郎が、心に傷を負った元少年兵と出会ったことで医師としての生き方を見つめなおす……というストーリー。3月14日公開。

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