鈴木杏:“勤王芸者”役で大河初出演 久坂玄瑞の愛妾に

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に初出演する鈴木杏さん=NHK提供
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NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に初出演する鈴木杏さん=NHK提供

 女優の鈴木杏さんが、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、久坂玄瑞の愛妾・辰路(たつじ)役として出演することが、16日明らかになった。鈴木さんが大河ドラマに出演するのは初めてで、5月17日に放送される第20回から登場する。

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 鈴木さんは大河ドラマの初出演について「いつかは(大河に)参加できる役者でいたいな、と思っていたので、今回お話をいただいて驚きもありつつ、素直にうれしさもあります。初めての“京ことば”に目を白黒とさせていますが、振り返ったときに大河ドラマの出演が役者として大きなポイントになったと思えるように、このご縁を大切に、しっかりと辰路を演じきりたいと思います」と意気込んでいる。

 鈴木さんが演じる辰路は、京都で国事に奔走する久坂玄瑞が出会った“勤王芸者”と呼ばれた京都の芸妓。辰路は薩摩藩士のために隠密活動をしていたが、次第に久坂にひかれ、久坂の子を身ごもる。

 制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは、このキャスティングについて「一流の教養と芸を身につけた芸妓の美しさと同時に、悲しい運命を背負った辰路の陰の部分も演じていただきたいと、芝居力のある鈴木杏さんに依頼しました。久坂と辰路の出会いが新たな波乱を巻き起こします。鈴木杏さんの妖艶な芸妓姿をお楽しみに」とコメントした。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰(伊勢谷友介さん)の妹・文を女優の井上真央さんが演じるオリジナル作品。ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えながら生きた文の生涯が描かれている。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。

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