MD松尾の月間ヒット予測:「ファイアーエムブレムif」が断トツ 15年6月

 「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。

ウナギノボリ

 2014年の6月は先月末から月初に発売されたタイトルが売り上げを支えました。5月末の「マリオカート8」(WiiU、任天堂)、6月上旬の「ペルソナQ シャドウオブザラビリンス」(3DS、アトラス)などが人気で、下旬に発売された「フリーダムウォーズ」(Vita、SCE)もよかったですね。

 さて、2015年6月は6月単体としては厳しいようにもみえますが、これは人気タイトルが後半に集中していることが主な原因です。ボーナス商戦ということでハードのけん引が大いに期待でき、おそらくハードの売り上げは昨年を超えると見込んでいます。

 ソフト部門のトップは人気シミュレーションRPGの最新作「ファイアーエムブレムif」(3DS、任天堂)の「白夜王国」バージョンとみています。「白夜王国」「暗夜王国」の2バージョンを合わせると今月断トツの売り上げでしょう。難易度が低く遊びやすいという「白夜王国」が予約数で先行しています。

 ファンの多い人気シリーズで女性も多いのが特徴ですが、今回も予約が好調で期待しています。特に「白夜王国」「暗夜王国」の2バージョンに“第3のシナリオ”や限定特典がついた「SPECIAL EDITION」がかなりの予約を集めています。

 続くのは「ペルソナ4 ダンシング・オールナイト」(Vita、アトラス)と予想。人気RPG「ペルソナ4」のスピンオフで、人気ジャンルのリズムゲームということで予約も順調です。「ドラゴンボールZ 超究極武闘伝」(3DS、バンダイナムコゲームス)にも注目。2月に発売された「ゼノバース」や4月公開の劇場版アニメも人気で、キッズ向けタイトルとして今回も期待できそうです。

 ◇15年6月のヒット予測

1位 ファイアーエムブレムif 白夜王国(3DS)

2位 ペルソナ4 ダンシング・オールナイト(Vita)

3位 ドラゴンボールZ 超究極武闘伝(3DS)

4位 リズム天国 ザ・ベスト+(3DS)

5位 ファイアーエムブレムif 暗夜王国(3DS)

6位 ファイナルファンタジー14:蒼天のイシュガルド(PS3)

7位 ファイアーエムブレムif SPECIAL EDITION(3DS)

8位 ポポロクロイス牧場物語(3DS)

9位 ファイナルファンタジー14:蒼天のイシュガルド(PS4)

10位 ガールズモード3 キラキラコーデ(3DS)

 ◇参考14年6月売り上げ結果(TSUTAYA調べ)

1位 フリーダムウォーズ(3DS)

2位 ペルソナQ(3DS)

3位 マリオカート8(WiiU)

4位 妖怪ウォッチ(3DS)

5位 ウォッチドッグス(PS4)

6位 ワールドサッカー ウイニングイレブン 2014 蒼き侍の挑戦(PS3)

7位 太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険(3DS)

8位 ウォッチドッグス(PS3)

9位 カードファイト!!ヴァンガード ロック オン ビクトリー(3DS)

10位 仮面ライダー バトライド・ウォー2(PS3)

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