吉沢亮:圧倒的な“美”で人気は従来ファンの親世代にも 「なつぞら」天陽くんで大ブレークか?

NHK連続テレビ小説「なつぞら」で山田天陽を演じている吉沢亮さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「なつぞら」で山田天陽を演じている吉沢亮さん (C)NHK

 広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」で山田天陽(てんよう)を演じている吉沢亮さんが話題だ。わずか3秒の初登場となった第12回(13日放送)以降、吉沢さんが画面に映るだけでSNSがざわつくなど、ちょっとした“天陽くんフィーバー”になっている。さらに「うちの母は最近、吉沢亮が好きらしい」「ついに母も『キレイな顔してるよね、この子!』って言い出した」「ウチの母が吉沢亮くんにメロメロです」と従来のファン層である10~20代の親世代をも取り込む勢いだ。この盛り上がりは、朝ドラ後さらなる活躍を経て「国民の彼氏」と呼ばれるようになった竹内涼真さんの「ひよっこ」出演時をしのぐほど。吉沢さんは、その圧倒的な“美”で、一気に大ブレークを果たそうとしている。

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 ◇マンガ実写化作品との相性もよく 「国宝級イケメン」さらに「平成史最高峰の美男」とも!

 吉沢さんは1994年2月1日生まれ、東京都出身の25歳。2009年に行われたオーディション「アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン」をきっかけに芸能界入り。11~12年に放送された特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」では、朔田流星(仮面ライダーメテオ)を演じた。

 以降、数々のドラマや映画に出演し、俳優としてのキャリアを着々と積み重ねてきた吉沢さん。マンガ実写化作品との相性もよく、17年の邦画実写ナンバーワンヒットとなった「銀魂」(福田雄一監督、17年)では沖田総悟役がハマり役となり、18年公開の映画「ママレード・ボーイ」(廣木隆一監督)でヒロインの相手役となる、クールな男子高校生・松浦遊を演じた際には、原作者の吉住渉さんが「吉沢さんの遊くんはカッコよすぎて直視できない」と、その“美”に太鼓判を押したほど。

 そんな吉沢さんの勢いは止まらず、18年11月には「国宝級イケメン」という新たな称号を手に入れた。これは女性ファッション誌「ViVi(ヴィヴィ)」(講談社)の恒例企画で、吉沢さんは「’18年下半期 ViVi国宝級イケメンランキング」で「今一番好きなイケメン(NOW国宝級編)」1位を獲得。同誌の公式サイト「NETViVi」の「国宝級イケメンランキング」特集ページでは、「平成史最高峰の美男」として紹介されていた。

 ◇ヒロインの“恋人候補ナンバーワン”? キャスト発表の時点で期待の声が上がっていた

 吉沢さん演じる天陽は、ヒロインのなつ(広瀬さん)にとって憧れの存在。美術の才能はあるものの、進学せずに農業を手伝う。農作業の合間に、べニヤ板に描く絵は繊細にして大胆。躍動感あふれる馬の絵が得意で、アニメーターを目指すなつに絵心を教え、彼女の生涯に大きな影響を与える……という役どころだ。

 今回オーディションで役を射止めた吉沢さんだが、現時点で天陽は、ヒロインの“恋人候補ナンバーワン”と言っても過言ではないだろう。朝ドラでは近年、特撮ドラマ「仮面ライダー」出身の俳優がヒロインの恋人役に抜てきされ大きく知名度を上げるのが、一つのパターンになってきているが、昨年のキャスト発表のころから、13年放送の「あまちゃん」の福士蒼汰さん、17年の「ひよっこ」の竹内さん、磯村勇斗さんといった「仮面ライダーから朝ドラ」の系譜に、吉沢さんが名を連ねるのではないかと期待の声は上がっていた。

 そう考えると現在の“天陽くんフィーバー”は、放送前からすでに約束されていたものともいえる。一方、物語は今後、なつがアニメーターになるため、北海道・十勝を離れるというのが既定路線。そうなると吉沢さんの出番も減ってしまいそうだが、果たして……。この盛り上がりはどこまで続くのかを含めて、今後の展開に注目だ。

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