宮藤官九郎:“地獄”舞台のオリジナル作誕生の背景明かす

映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の会見に登場した宮藤官九郎監督
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映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の会見に登場した宮藤官九郎監督

 脚本家の宮藤官九郎さんが8日、東京都内で行われた人気グループ「TOKIO」の長瀬智也さん主演の映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の会見に登場した。同作は“地獄”を舞台にした、宮藤監督が脚本も手がけたオリジナル作品。会見で地獄を舞台にした理由を聞かれた宮藤監督は「悪いことをすると地獄に落ちると教わってきましたが、アメリカのヘビメタの歌詞をみるとHELL、HELL、HELL。いっぱい『HELL』が出てきて、地獄を肯定しているのが多くて。で、かっこいい人がみんな地獄に落ちると思ったら、死ぬのが怖くなくなるんじゃないかと思った」と背景を明かした。

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 会見には宮藤監督、長瀬智也さん、神木隆之介さん、森川葵さん、清野菜名さんが出席。同作では、7年ぶりの映画主演となる長瀬さんが地獄でロックバンドを率いる主人公の赤鬼役を演じており、宮藤監督は「長瀬くんが鬼で、地獄でバンドやってたらいいなと思った」と説明。また、撮影中のエピソードを聞かれると「30日ぐらい地獄(のセット)で撮影をして。地獄に毎日通いました。朝9時に入り23時ぐらいまで地獄で働いて……」といい、「(撮影中は)富士山から持ってきた石を敷き詰めたりして、ほこりが半端なかった。ほこりがあるうえにライブシーンで風を起こすから目がしばしばしてくる……」と苦笑しつつ撮影の苦労を語った。

 映画は、修学旅行中に事故で地獄へ落ちてしまった普通の高校生・大助(神木さん)が、地獄農業高校の軽音楽部顧問でロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる赤鬼・キラーK(長瀬さん)と出会い、クラスメートに告白したい一心でキラーKの特訓を受けて生還を目指し奮闘する……というストーリー。2016年2月公開予定。

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