サザエさん:フネ役声優47年目で初交代 麻生美代子から寺内よりえに

 国民的テレビアニメ「サザエさん」(フジテレビ系)で、主人公・サザエの母・磯野フネ役の声優が、麻生美代子さんから寺内よりえさんに交代することが18日、明らかになった。フネ役の交代は1969年10月の初回放送から初めてで、46年間フネ役を務めた麻生さんからバトンを受ける寺内さんは、「国民の皆さまに愛され、46年の歴史あるこの番組の2代目フネとして、麻生美代子さんの築かれた日本の母の姿を大切に受け継いでいけたらと身のひきしまる思いでいっぱいです」と心境を明かしている。寺内さんによる2代目フネは10月4日の放送から登場する。

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 フジテレビ編成部の野﨑理プロデューサーは、寺内さんの起用は「オーディションにオーディションを重ねた結果」といい、「声の質やお芝居を拝見して、新たな『日本のお母さん』を演じてもらえるのは、寺内さんがぴったりだと思いお願いすることになりました」と説明。さらに「フレッシュな気持ちで全く新たなフネさんを演じていただければと思っています」と期待を寄せている。

 また野﨑プロデューサーは、46年間にわたりフネを演じ続け、今月20、27日と残り2回の放送となった麻生さんに「放送開始から丸46年ずっとフネさんを演じ、日本の古き良きお母さん像を作ってくださった麻生さんに深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました」とねぎらいと感謝の言葉を送っている。

 「サザエさん」は、長谷川町子さんの名作マンガが原作で、毎週日曜午後6時半から放送。

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