小説「火花」で第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが6日、東京都内で行われた「第28回日本メガネベストドレッサー賞」の表彰式に出席した。芸能界部門で同賞に選ばれた又吉さんは、芥川賞受賞で沸いた2015年について「こんなに話題にしていただけると思ってなかったんで、忘れられへん年になりましたけど、そう言ってしまうとこのまま消えていくような……。(受賞が)最後の何かやった、とならへんようにしたい」と冗談めかした。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
また、次回作については「興味のあることとか考えたり、どんな話にしようかなという段階です」と明かした。同日には「火花」が俳優の堤真一さんの朗読でCD化されることも報じられており、又吉さんは「『火花』は男の先輩後輩の話なんで、説得力というか力強さというか、僕が怒られそうやな、という先輩に(声を)お願いしたいなと思っていて。(堤さんは)お忙しいし無理やろなと思って声をかけさせていただいたら受けてくださった。うれしかったですね」と語っていた。
「メガネベストドレッサー賞」は業界関係者からの支持に基づいて選考し、「今眼鏡のもっとも似合う各界の著名人」を表彰する賞で、表彰式は、展示会「第28回 国際メガネ展(iOFT2015)」内で行われた。芸能界部門で選ばれた桐谷美玲さん、文化界部門で選ばれた片岡愛之助さん、サングラス部門で選ばれたモデルの中村アンさん、特別賞に選ばれた「乃木坂46」の“メガネ選抜”メンバー、経済界部門で選ばれた幻冬舎の見城徹社長、政界部門で選ばれた岸田文雄外務大臣らも出席した。