大倉弘也:父に捧ぐギター 故ジョニー大倉さん一周忌ライブへ独占告白 

父ジョニー大倉さんの一周忌ライブへの抱負を語る大倉弘也さん
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父ジョニー大倉さんの一周忌ライブへの抱負を語る大倉弘也さん

 2014年11月19日に亡くなったロック歌手で俳優のジョニー大倉さんをしのぶ「JOHNNY BE BACK ジョニー大倉一周忌ライブ」が19日午後7時から、ジョニーさんが生前最後のライブを開いた東京・銀座のライブハウス「銀座タクト」で開かれる。ライブを前に、次男で俳優の大倉弘也さんが独占インタビューに応え、「ジョニーの代わりはできませんが、何とかジョニーの歌を届けたい」と思いを語った。

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 ジョニー大倉さんは、1972年に矢沢永吉さんらと伝説のロックバンド「キャロル」を結成し、「ファンキー・モンキー・ベイビー」をなどのヒット曲を生んだ。解散後は、俳優として、映画「異邦人の河」に主演、1981年に「遠雷」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、大島渚監督、ビートたけしさん主演の「戦場のメリークリスマス」などにも出演した。2013年に肺がんで余命2週間を宣告されたが、翌年3月に退院し、4月に銀座タクトで「奇跡の復活ライブ」を開催。11月19日に死去した。

 弘也さんは甲子園に2度出場した高校球児から、俳優を目指してハリウッド留学し、映画「ドロップ」や「漫才ギャング」 (品川ヒロシ監督)、ドラマ「永遠の0」(テレビ東京系)などに出演。現在は、連続ドラマ「バブリシャスロード アニキと俺物語」に出演中だ。そんな弘也さんは「父の病気がきっかけで、歌えなくなり、代わりはできませんが、何とかジョニーの歌を届けたいと思って歌い始めました」といい、ジョニーさんの復活ライブでデビュー。ジョニーさんの死後は、ゆかりミュージシャンとバンドを結成して、ジョニーさんやキャロルのナンバーを歌い続けている。

 ジョニーさんの一周忌に、弘也さんは「小さいころから全国をライブで回っていて、家にいないのは普通だったので、いまもどこかでライブをしていて、1カ月もすれば戻ってくるんじゃないかと思う。それに映画や音楽など作品があるので、いつでも見られるので、余計実感がわかないんです」と話す。その思いから数カ月前、ギターを始めた。「毎日無我夢中で弾いて、ギターを抱いて寝る日もありました。ジョニーのファンの方の期待に応えられるよう努力していますが、先日出演した舞台「約束〜真説三億円事件〜」の公演後にアコースティックに挑戦して、全くリズムが違ってやり直しました」と笑顔を見せる。

 ジョニーさんの最後のステージとなった銀座タクトで、兄でロック歌手のケンイチ大倉さんらともに一周忌ライブを開くことに、「ジョニーが大好きだったライブハウスで、大倉弘也バンドとして初めて立つことになる。メンバーはジョニーと一緒に歌い続けていたバンドなんでパフォーマンスを見てほしい。兄のケンイチとパートナーの坂本つとむというジョニーの歌を歌い続けている2人にも期待してほしい。さらにジョニーにかかわってきたミュージシャンもスペシャルゲストとして登場します。面白いことが起きるんじゃないかと思います。ジョニーを1日限り呼び戻すので聴きに来てください」と意気込んでいる。

 ライブは11月19日午後7時から、銀座タクトで、6000円(1ドリンク)。家族からの御礼品も配られる。問い合わせは銀座タクト(03・3571・3939)。

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