ダンス・ボーカルユニット「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の初のドキュメンタリー映画「Born in the EXILE~三代目 J Soul Brothersの奇跡~」(保母浩章監督)が12日に公開された。同ユニットの2014年秋から15年秋までの1年間に密着。「単独ドームツアー」の舞台裏を中心に、昨年末のレコード大賞受賞の裏側やレコーディング風景、CM撮影などユニットとしての活動のほか、ドラマや映画出演といった個人での活動、そしてプライベートも交えて各メンバーの魅力を映し出す。
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10年に結成され、14年、15年と2年連続で日本レコード大賞を受賞、さらにメンバー個人も映画やドラマ、バラエティーにと活動の場を広げ続けている「三代目 J Soul Brothers」。単独ドームツアー「BLUE PLANET」の舞台裏や14年末のレコード大賞受賞の裏側、さらに新曲「Born in the EXILE」の歌詞をボーカルの今市隆二さんと登坂広臣さんが共同で作詞していく様子など、さまざまな制作風景を通してメンバーの素顔に迫っていく……という構成。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言葉は、現在の三代目JSBのためにあるのではと、お世辞を抜きにして痛感させられる。そんな彼らがスターダムへと駆け上がる姿に密着した今作は、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)などの演出に加え、EXLIEをはじめ多くのアーティストのミュージックビデオやライブ映像を撮ってきた保母監督がメガホンをとっているだけあり、見る側の想像よりさらに一歩踏み込んだ部分まで引き出しているインタビューに驚かされ、各メンバーの意外な一面も知ることができる。グループとしてだけではなく各個人の仕事や自宅での様子などプライベートまでを取材した内容に、メンバーの他愛ない会話などから垣間見られる素の部分も楽しめ、懸命に活動する姿からは男としてもほれぼれするぐらいの輝きを感じた。12日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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