アイドルグループ「NMB48」を2月に卒業し、小谷里歩改め“りぽぽ”こと三秋里歩(みあき・りほ)さんが、8月1日からダーツバー&パーティーホール「BENOA銀座店」で開かれる即興お笑いショー「THE EMPTY STAGE 2016 SUMMER」に出演する。同ショー2度目の挑戦となる三秋さんは「緊張感がよみがえってきました」と気合十分。ショーのリーダーを務めるお笑いコンビ「バッファロー吾郎」の竹若元博さんとともにインタビューに応じ、緊張感があるが「のびのび」という卒業後の活動について笑顔で語った。
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「THE EMPTY STAGE 2016 SUMMER」は、「即興」をテーマにした「One-Man Talk Show (一人しゃべりショー)」と、アメリカ最大級のコメディー集団「The Second City(セカンドシティ)」の即興コントメソッドを持ち込んだ「IMPROV SHOW featuring The Second City(新ジャンルの即興コントショー)」の2部構成。台本も筋書きもない即興舞台で、約5分間で身近なシーンやゲームを通して行われるショートコント、ワンマントークという一人しゃべり、最後に30~40分間お芝居をするロングコントの3種類。観客からその場でお題が出され、即興で演技を行うのが特徴だ。8月1~14日に全19公演が行われる。
三秋:前回は、楽しむことはできたんですけれど、不完全燃焼だなと思うところもあった。正直、悔しいという思いがありました。決まった時はうれしくもあったんですけれど、緊張感がよみがえってきました。自分の殻を破りきれなかったというのと、自分をもうちょっと出せたんじゃないかと思う。今回はその気持ちをバネに、もっと進化した自分を見てもらえるように頑張ります!
竹若:本当に、この舞台にぴったりだなと思う。まさしく一歩が早い。何でもいいので行っちゃうという根性は、周りの芸人やお芝居やっている方は、りぽぽがいないときに「すごいなあの子」って言っていたので、何だったらメンバーを引っ張っているくらいの活躍だったと思います。
三秋:うれしいです。そんなことを思っていただいていたなんて。けいこ中も、私とチームになったら困らせてしまうし、嫌だなと思ってはるかな、と不安になっている部分があったので、お話を聞いて、すごくうれしいです。
竹若:例えば、まず「職業をください」みたいな感じでお題をもらいます。「警察官」で、コントが始まる。有名人やシチュエーションの言葉をもらったりもします。ロングの場合は、お芝居のタイトルをもらう。動詞の「走る」と単語の「リンゴ」というお題をもらって、「『走るリンゴ』、では見ていただきましょう」という感じで始まります。(困ったお題は?)本当に全員が知らなかったデビュー前のインディーズバンドの名前が出たとき。自分なりのその単語を、困りながらもいかに楽しくできるか……。
竹若:僕に関しては、不安はないです。初体験の方はたくさんいらっしゃいますし、だいたいの方は(同舞台に)はまって、もっともっとやりたい、もっといいのができるはずだ、と参加してもらってる。ゆりやんは、小器用なところがあるけれど、変に器用にやることを捨ててしまって、みんなといっしょに頭空っぽにして楽しんでほしい。
面白いことを言わなくていいよ、という舞台なんです。普通のこと言ってもいいから、周りの人がちょっとずつずれて、面白くしていこうじゃないか、というシステムなので、面白いこと言ってやろうとする芸人さんのシステムが身につき過ぎている人が、若干苦労するかな。なので役者とか、アイドルや歌手の方が、そんなに苦労せずにできるのかも。
三秋:私は思ったことをすぐ言っちゃうんですが、ゆいぽん(高野さん)は、私と違って、仕切ったりまとめたりができるしっかりしているキャラなので、どういう感じで他の芸人さんたちとやっていくのか楽しみです。あんまり焦ったり、『どうしよう』となっているゆいぽんを見たことがないので、即興でどぎまぎしている姿を見るのが楽しみ。
三秋:いつもはNMB48という名前が付いて、それがあるだけで、見え方がアイドルやからちやほやしてもらえてたりしたのが、卒業後は「三秋里歩」っていう1人での勝負。緊張感があるんですけれど、のびのびと一人で楽しくできていると思います。
舞台なら、家で何パターンか練習できたりするんですけれど、このステージは言われたらすぐに(そのキャラクターに)ならないといけないので、(演技の)瞬発力をつけていかないといけないと思います。NMB48のときから、お笑いの一発芸とかやってきたんで、慣れているのかと思ってたんですけれど、お題も用意されていないということで、違う緊張感があります。
三秋:個人的には、すぐにLINEして、「アモーレ!」って送りました。そうしたら「ティアモ!」と返ってきて、仲良しです! 選挙の前の時に、ご飯に行ったりしたときに、選挙のことについても話してて、すごく彩の気持ちを聞いていたので、その日テレビで生放送を見て、一緒にドキドキしていました。
三秋:ものまねがへたくそと言われるので、実在しているものの方がちょっと怖いです。芸能人とか、キャラクターとか、自分で自分の声を操れない。自分でも操作ができないので、難しいです。
竹若:あまり身近すぎるものがきてしまうと、照れが出てしまう。自分に似通ったワードに関係していると、はっちゃけられないな。なるべくむちゃくちゃなお題の方がうれしい。(スキャンダルの人とか)こっちとしては何がきてもOKです!
三秋:このステージは見て絶対後悔のないステージになると思うし、その時間も楽しいし、帰り道で思い出しても笑えるようなステージになると思うので、ぜひお越しください!
竹若:お客さんのお題によって出来上がる一緒に作る舞台。お題が変われば全く違う内容になるので、同じ舞台は二度と見られません。一夜限りのすばらしいショーが毎日繰り広げられますので、歴史の証人になっていただきたい。気軽に参加して楽しんでいただきたいと思います!