俳優の藤原竜也さんが、人気作家・湊かなえさんの小説が原作のTBS金曜ドラマ「リバース」で主演になることが13日、明らかになった。ヒロイン役は戸田恵梨香さんで2人の共演は「デスノート」以来約10年ぶりで、藤原さんは親友が亡くなった10年前の“事故”と向き合うことになる地味なサラリーマンの主人公・深瀬和久役、戸田さんは深瀬の恋人・越智美穂子を演じる。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　藤原さんは「（湊さんの作品は）皆さんが注目していますし、数多くの俳優さんが演じられているので、しっかりと責任をもって良い作品に仕上げたい」「初めての湊作品となるので、僕自身、とても楽しみにしています」とコメント。戸田さんは「藤原さんは頭が良くて切れる男のイメージが多い中、今回のように女性目線で見て可愛らしいと思う役が珍しいと思うので、実際に撮影するのがすごく楽しみです」と期待している。

　「リバース」は、湊さんの同名小説が原作。有名大学を卒業後、地味な人生を送ってきたサラリーマンの深瀬（藤原さん）が、恋人の美穂子（戸田さん）に「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文が送りつけられたことで、親友・広沢（小池徹平さん）が亡くなった10年前の“事故”の真相と向き合い、告発文の犯人を探すため、隠されていた数々の秘密を知ることになる……というヒューマンミステリー。

　藤原さん演じる深瀬の大学時代のゼミ仲間役で、アイドルグループ「Kis-My-Ft2」の玉森裕太さん、小池さん、三浦貴大さん、市原隼人さんも出演。門脇麦さんやYOUさん、志賀廣太郎さん、片平なぎささん、武田鉄矢さんといった実力派が脇を固める。

　今回も、湊さん原作のドラマ「夜行観覧車」「Nのために」と同じ制作陣が再集結。タイトルの「リバース」は、「reverse（逆・反転）」と「rebirth」（再生・復活）を意味しており、「友情」と「贖罪（しょくざい）」をテーマにしたドラマが描かれるという。
　
　藤原さん、玉森さんら5人の“イケメン俳優”起用について、同局の新井順子プロデューサーは「5人並んだ時の新鮮感、ワクワク感を意識してお願いしました。5人だけで本読みをした時の、個性豊かで可愛らしい感じは言葉に言い表せないほどにワクワクします」とコメント。武田さんが演じる、ドラマのオリジナルキャラクターで、元警察官のフリージャーナリスト小笠原についても「メンズたちを追い詰め、かき乱していく姿は見応えがあります」と自信を見せている。