名探偵コナン
#1195「館ミステリー 渦巻館(前編)」
3月28日(土)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は「ゴリラーマン」「BECK」などで知られるハロルド作石さんの「7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT」です。「週刊ヤングマガジン」(講談社)編集部の高見洋平さんに作品の魅力を聞きました。
--この作品の魅力は?
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「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「ベニスの商人」など、数々の名作を著した文豪シェイクスピア。彗(すい)星のごとく現れ、瞬く間に超人気となった謎の劇作家は、実は7人いた!?という破天荒なアイデアを核とした、壮大なる歴史ドラマです。
時は16世紀、身分格差が固定し、どんな家柄に生まれたかで全てが決まる、本当に理不尽な世界。そんな不条理に対し、7人の貧しき男女がそれぞれの才能を結集して“革命”を起こす……。非常にアツい物語なのです!
元々は2010、11年にかけて「7人のシェイクスピア」第一部(全6巻、電子版配信中)として連載されていた作品の、約5年ぶりの新章となります。さまざまな事情があって連載がストップしていたのですが、ハロルド作石先生の中ではこの物語とキャラクターたちに対する絶対的な信念があり、「週刊ヤングマガジン」で復活することになりました。初めに先生から「連載を再開したい」というお話を伺った時は、さすがに驚きましたが(笑い)。
とにかく、第一部を知らない、まったくの初見の読者でも楽しめるようにしましょう!というのが企画の出発点でした。しかし、舞台は16世紀イングランド、当然出てくる名前は横文字です(汗)。登場人物に親近感を覚えてもらうにはどうすればいいか、前提となる時代背景をスムーズに説明するための手法など、何度も何度も打ち合わせを重ねました。その甲斐(かい)あって、骨太でありながらも親しみやすく、普遍的な物語になっていると思います。
7人全員になんらかの才能があり、彼らは協力して芝居の脚本を書いていきます。その過程を描くシーンはまさに圧巻! ハロルド作石先生はこれまでも「BECK」「RiN」と“創作”をテーマとした作品を発表してきましたが、その経験は「7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT」を描くためにあった!と思うほどです。また、登場人物のせりふの中にシェイクスピアの珠玉の名言がちりばめられており、読んでいると自然と教養が身につく、というお得感もあります(笑い)。
第2巻は7月6日発売です。7人のシェイクスピアたちの歩みは決して順調なものではなく、何度も大きな挫折や困難が待ち受けます。彼らはいかにして“史上最高の文豪”になったのか? 歴史に秘された“真実”の物語を、お楽しみいただければうれしいです!
「週刊ヤングマガジン」編集部 高見洋平
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