米劇場版アニメ「怪盗グルーのミニオン大脱走」(ピエール・コフィン監督、カイル・バルダ監督、21日公開)の本編映像が19日、公開された。日本語吹き替え版では主人公グルーの声を落語家の笑福亭鶴瓶さんが、グルーの妻ルーシーの声を歌手の中島美嘉さんが、反悪党同盟の新リーダーのヴァレリーの声をお笑いタレントのいとうあさこさんが担当しており、本編映像ではヴァレリーがグルーやルーシーを罵倒(ばとう)し、クビ宣告をする場面が収められている。
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「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、2010年公開の「怪盗グルーの月泥棒」、13年公開の「怪盗グルーのミニオン危機一発」に続く「怪盗グルー」シリーズの最新作。悪党稼業から足を洗い、反悪党同盟の捜査官になったグルーの前に、人類を脅かす新たな悪党バルタザール・ブラットが立ちはだかる……という内容。生き別れになっていたグルーの双子の兄弟ドルーが登場する。
本編映像では、バルタザール・ブラットと取り逃がしてしまったグルーをヴァレリーが「グルーっていう使えない捜査官はどこ!?」と激しく罵倒し、「あんたはクビ!」とクビを宣告する様子や、そんなグルーをルーシーがかばう姿、そしてグルー、ルーシーともにクビになってしまうシーンなどが映し出されている。
今回がハリウッド映画の吹き替え初挑戦となるいとうさんは、「私のような悪声をご指名いただき、興奮と喜びと、とまどいで軽くパニックになりました(笑い)」とコメント。「私が演じたヴァレリーは、グルーの人生を揺さぶる役です。顔が出ないことをいいことに、(鶴瓶)師匠をクビにするいい女の役を演じさせていただきました!」と話している。このシーンを見た鶴瓶さんは「(いとうさんだと)全く気付かなかった。お前こんな役やってたんか? いい女、演じてるやん、うまいな!」といとうさんの演技を絶賛している。
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