ワンピース:実写化は「ファンを絶対裏切らない」が条件 最も制作費がかかる作品に

会見で公開された尾田栄一郎さんのコメント
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会見で公開された尾田栄一郎さんのコメント

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」がハリウッドで実写ドラマ化されることが21日、分かった。同作が実写ドラマ化されるのは初めてで、大ヒットドラマ「プリズン・ブレイク」などを手がけたトゥモロー・スタジオが手がける。同日、東京都内で行われた同作の連載20周年を記念した会見で実写ドラマ化が明かされたが、キャスト、実写化されるエピソード、放送時期などの詳細は発表されず、「テレビシリーズ史上、最も制作費がかかる作品になる」という。

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 人気作の実写化は、ファンから厳しい批判を浴びることもあるが、会見に登場した「週刊少年ジャンプ」の中野博之編集長は「ファンが納得できる作品になると思う」と話した。同作は、これまでも何度も実写化のオファーがあったというが、原作者の尾田さんが実写化を決めたのは約3年前。「20年間、作品を支えてくれているファンを絶対裏切らないこと」を条件に、実写化に踏み切ったという。

 ドラマを制作するトゥモロー・スタジオは、人気アニメ「カウボーイビバップ」を実写ドラマ化することも発表されている。ハリウッドでは、ドラマに活路を見いだそうとする映画監督も多いといい、「ワンピース」の実写版もまた豊富な制作費、豪華なスタッフで制作されることになりそうだ。

 「ワンピース」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年・ルフィが、海賊王を目指して仲間とともに大海原を冒険する姿を描いたマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、99年からテレビアニメが放送されている。国内のコミックスの累計発行部数は3億5000万部以上を誇る。

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