坂口博信：初代FFは出版社に門前払いも　“生みの親”明かす

　人気ゲーム「ファイナルファンタジー（FF）」シリーズの“生みの親”の坂口博信さんが19日、森アーツセンターギャラリー（東京都港区）で開かれた「FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION －別れの物語展－」に登場。シリーズで思い出深い作品について「初代ですかね。当時は雑誌社に（ゲーム情報を掲載してもらうため）自ら持ち込んだりしたのですが『ドラゴンクエストの対抗馬になるものは扱えない』と門前払いを食らったりとかですね。なかなか表舞台に出られなかった記憶があった」と振り返っていた。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　坂口さんは「あとは7作目（FFVII）。『3DのRPGは何だろう』と（当時は）答えはなく、手探りして作った作品。苦労したところでは思い出にある」と明かしていた。

　「別れの物語展」は、FFシリーズの「別れ」をテーマにした体験型の大規模回顧展。全9エリアで構成され、飛空艇エンタープライズ号に乗り込んでバハムートと戦うという設定のインタラクティブシアター、FFVIIのエアリスと主人公のクラウドが出会った「スラムの教会」などがあり、来場者はヘッドホンを付けて映像と音を楽しめる。22日～2月28日（午前10時～午後8時、最終入館午後7時）で、一般2500円、中高校生1800円、ペア4000円、小学生以下は無料（18歳以上の同伴必要）。