女優の吉永小百合さんが20日、東京都内で行われた主演映画「北の桜守(さくらもり)」(滝田洋二郎監督、3月10日公開)の公開記念イベントに出席。本作で、2人の息子を育て上げる強い母親・江蓮てつを演じた吉永さんは、当初は違う役名だったといい、「二文字の、『子』が付かない名前が良いんじゃないかと思って、脚本の那須真知子さんに(役名変更を)お願いしました。『てつ』という名前は、祖母の名前なんですね」と吉永さんの祖母の名から取ったことを明かした。
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吉永さんは「私が18、19歳の時まで一緒に住んでいて、いつもおいしいおにぎりを作って撮影に送り出してくれました」と祖母とのエピソードを明かし、「どちらかというと優しすぎて、旦那さんに翻弄(ほんろう)されて、ちょっと可愛そうな人でした。『おばあちゃん、映画ではこんなに元気な役をやっているのよ』という思いで演じさせていただきました。天国から見ているかもしれないですね」と祖母への思いを語った。
映画は、吉永さんの映画出演120本目となる作品で、吉永さん主演で北海道を舞台にした映画「北の零年」(2005年)、「北のカナリアたち」(12年)に続く、“北の3部作”の最終章となる。
物語は、1945年のソ連侵攻で南樺太から北海道の網走へと脱出した江蓮てつ(吉永さん)は、厳しい生活に耐えながらも息子2人を育て上げ、夫を待ちながら暮らしていた。その後、米国で成功した次男・修二郎(堺雅人さん)が帰国。息子夫婦と札幌で暮らし始めたてつだったが、戦禍によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥っていた。そんなある日、てつが突然姿を消して……というストーリー。
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