アニメやマンガ好きとして知られるお笑いコンビ「天津」の向清太朗さんが22日、名古屋市内で行われた名古屋民放ラジオ5局による、3月放送の特別番組「Yume Anime ~あなたの夢をラジオがつなぐ~」の記者発表会に出席した。アニメをテーマにした10代向けの番組で、自身とアニメの関わりを聞かれた向さんは、お笑いを志したものの、親の反対で「悩んでいた」時期に、「『少女革命ウテナ』という作品に『殻を破って世界を変える』というようなせりふがあって『そうだ、殻を破ろう』と思ってお笑いの世界に入った」と明かした。
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番組は、在名のCBCラジオ、東海ラジオ、@FM、ZIP-FM、Radio NEOの5局が、若年層へのアプローチのために共同で制作。2時間半の生放送番組を、30分ずつ順に放送する全国でも珍しい取り組みで、昨年9月に続き、今回が2回目となる。
今回は、小中学生に人気のアニメ業界から、東海エリアにゆかりのある声優の鈴木みのりさん、間島淳司さん、歌手のMay’n(メイン)さん、アニメーターで名古屋造形大学特任教授の崎山北斗さんがゲストとして出演。さらにアニソンを歌う人気歌手など4組のアーティストが番組へメッセージを寄せる。アニメ業界を目指す小中学生の背中を押すような内容になるという。向さんは、東海ラジオの前野沙織アナウンサーとMCを担当する。
番組について、向さんは、民放5局のリレー方式で生放送する特殊な形態に「どういうことなんだろうと、ワクワクします」とにっこり。一方で「控室に(隠し)カメラが仕込まれているんじゃないかと……」とドッキリを疑ったと明かした。
アニメファン歴は「小学4年のときに『きんぎょ注意報!』のわぴこちゃんに恋をして、それから27年ほど」で、「間島さんはデビューが同じぐらいの時期。見てきたアニメも一緒。どんなアニメの影響を受けて、深夜アニメが台頭してきたときの若手の目線を聞けたら」とゲストとのトークに思いを巡らせた。
また自身がアニメ好きを公言してきたことで、アニメ関連の仕事が増えたことから、番組では「好きと言うことがすごく大事だということを若い方々に伝えたい」と意気込み、「夢を追いかけてほしい。夢はかなうと思っているので、ラジオの魅力をフルに使って声で熱を伝えたい」と力を込めていた。会見には前野アナも出席した。
番組は、3月4日午後7時から生放送。@FM、CBCラジオ、ZIP-FM、Radio NEO、東海ラジオの順に30分ごとに放送局をリレーして放送する。番組や出演者への質問や、相談、応援メッセージなどをツイッター「@nagoradi」などで募集している。