プリキュア:劇場版最新作のバトルは“プリキュアオペラ”

劇場版アニメ「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア」のビジュアル(C)2018 映画HUGっと!プリキュア製作委員会
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劇場版アニメ「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア」のビジュアル(C)2018 映画HUGっと!プリキュア製作委員会

 人気アニメ「プリキュア」シリーズの劇場版最新作「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(宮本浩史監督公開、公開中)の本編映像の一部が2日、公開された。劇場版は歴代55人のプリキュアが集結し、戦闘シーンでは歴代オープニングテーマをオーケストラアレンジした楽曲が流れる。公開された映像では「HUGっと!プリキュア」「キラキラ☆プリキュアアラモード」「魔法つかいプリキュア!」のプリキュアが戦う姿が描かれている。

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 宮本監督は「今回のラストのバトルは映画というよりプリキュアオペラのつもりで取り組みました」と話している。

 新作劇場版は「想い出」がテーマで、放送中の「HUGっと!プリキュア」のキュアエールと初代「ふたりはプリキュア」のキュアブラックが、プリキュアの想い出を奪い、口癖や技をコピーする特殊能力を持つミデンを倒すために立ち上がる。

 ◇宮本浩史監督のコメント

 今回のラストのバトルは「映画」というより「プリキュアオペラ」のつもりで取り組みました。音楽が大きく先導し、キャラクターの生命感、画面の情報量が圧倒する、そんなシーンを作りたいと思っていました。冒頭から出てくる小型のミデンはハリウッド映画並みの技術を投入しており、1画面に最大270万匹のミデンが別々に複雑な動きをしています。今回公開される映像は冒頭3世代のみですが、映画では13世代全てを網羅し、全力でバトルを繰り広げます。劇場の大画面とサウンドをフルに生かした演出になっていますので、ぜひ映画館で楽しんでいただきたいと思います。

 ◇音楽の林ゆうきさんのコメント

 今回のメドレーに取り組むにあたり、まずお客様に喜んでもらえる形を取りたかったです。曲が物語を先導する部分や、タイミングを合致させる部分を織り込みながら、監督やアニメ制作サイドと何度もキャッチボールして流れを制作しました。アニメ制作サイド
と音楽がしっかり一丸となったからこそ、完成したシーンだと思っています。編曲については宮野幸子さんにお願いをしました。

 8分弱のメドレーということもあり、メドレーをどう見せるか、そして飽きないように落ち着くところも作ったりしてくれたので、宮野さんなしでは今回のメドレーは完成しませんでした。このメドレーは歴史をさかのぼっていくので、過去のプリキュアを知らない方にも、これを機に知ってほしいと思います。僕たちもアシスタント総勢で挑んだので、みんなプリキュアに詳しくなりました(笑い)。

 そして、メドレー以外にも初代のBGMを使ったシーンもあり全編見どころ満載な映画になっています。サントラも聴き応えがあると思うので、ぜひ聴いていただきたいです。

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