特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの映画最新作「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」(山口恭平監督)に出演している犬飼貴丈さんと奥野壮さん。8月末まで放送されていた「仮面ライダービルド」で、天才物理学者・桐生戦兎(仮面ライダービルド)役を務めた犬飼さん、犬飼さんからバトンを受け、「仮面ライダージオウ」で“王様になりたい高校生”常磐ソウゴ(仮面ライダージオウ)として奮闘中の奥野さんに、撮影エピソードや「仮面ライダー」シリーズへの思いを聞いた。
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映画は、「仮面ライダージオウ」の常磐ソウゴと「仮面ライダービルド」の桐生戦兎の世界に異変が生じ、仲間たちが次々と記憶を失う中、2人の前にスーパータイムジャッカー・ティードが現れ、平成仮面ライダーの歴史を終わらせようとする……という展開。
奥野さんにとっては本作が初の仮面ライダー映画。「仮面ライダージオウ」の放送開始から3カ月以上が過ぎ、無事映画が公開されたことに「3カ月はあっという間でしたが、これで一つ山を越えたような気がします。個人的には演技とかはまだまだ、足りないところだらけですけど、少しは成長できたのかなと思います」と安堵(あんど)の表情を見せる。
映画では桐生戦兎ほか、万丈龍我(赤楚衛二さん)、猿渡一海(武田航平さん)、氷室幻徳(水上剣星さん)、石動美空(高田夏帆さん)といったビルドチームも再集結しているが、犬飼さんは「もうちょっと時間を置きたかったというのはある」と苦笑い。「仮面ライダービルド」の最終回から間髪入れずに「仮面ライダージオウ」の第1話と第2話にも登場とある意味、ここまで大忙しで、「ようやく泳ぎ終えたと思ったら次は自転車で走れ、みたいな。トライアスロンをやっている感じ」と率直な感想も。
さらに犬飼さんは「こうやって仮面ライダーの歴史の一部になれるのはすごく光栄なことですし、次のライダーにバトンを渡すのは、重要な役割ではあるんですけど。自分の中でキレイに完結できていたので、ゴールしたかと思いきやって感じではあります。特にビルドの終盤とジオウの撮影がかぶっていて、落差が激しかったから、正直に言ってしまうと、どちらかに集中させてもらいたかったというのはあります」と苦労を明かす。
一方、「仮面ライダージオウ」本編で数々の“レジェンドライダー”との共闘が実現してきた奥野さんは、「毎回、楽しみでしょうがないですね」とにっこり。「よく取材で『プレッシャーは感じる?』って聞かれますけど、楽しみでしかないですし、台本を読むたびに『今度はこの人が来てくれるんだ』って、興奮、高揚します」と声を弾ませていた。
現在、放送中の「仮面ライダージオウ」は“平成最後の仮面ライダー”といわれてるが、大きな節目を迎えている仮面ライダーへの思いも改めて聞いてみた。
犬飼さんは「知らぬ間に、意識せずとも努力や友情が学べる作品だと思います。僕らは『クッソー!』とか『死ね!』とか汚い言葉は基本的に使わないですし、それって教育番組の側面もあるんじゃないのかなって。あとは主人公が警察や医者、物理学者であったりと、子供の頃のちょっとした将来の夢を決める手助けになっているという部分もあると思います」と持論を披露する。
実際に今年1月に第一生命が発表した「大人になったらなりたいもの」アンケート(全国の保育園・幼稚園児及び小学生が対象)で男子の1位が「学者/博士」となり、ネット上では犬飼さんが演じた天才物理学者・桐生戦兎の影響もささやかれたりした。
奥野さんも「僕が演じる常磐ソウゴは夢に真っすぐなので、そういった真っすぐさはすてきだよって伝われば」と目を輝かせていたが、犬飼さんに「来年は『王様』がたぶん1位になるよ」と言われると、「問題ですね。日本の将来が心配です」と笑っていた。
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