あだち充さんの野球マンガ「タッチ」の約30年後を舞台にした続編的マンガが原作のテレビアニメ「MIX」に声優として梶裕貴さんが出演することが29日、分かった。梶さんは、甲子園出場を目指す立花兄弟の弟、立花投馬を演じる。アニメのキービジュアルも公開された。
ウナギノボリ
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「タッチ」は1981~86年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された人気マンガ。テレビアニメだけでなく、劇場版アニメ、実写ドラマにもなった。「MIX」は、あだちさんが2012年5月に「ゲッサン」(小学館)で連載をスタート。「タッチ」の上杉達也たちが甲子園で優勝した約30年後を舞台に、血のつながっていない立花兄弟が明青学園に入り、甲子園出場を目指す姿を描いている。
テレビアニメには、「タッチ」でヒロイン・浅倉南を演じた声優の日高のり子さんも出演。読売テレビ・日本テレビ系で4月から毎週土曜午後5時半に放送される。
――今回の立花投馬役に決まった時の気持ちは?
とてもうれしかったです! あだち充先生作品で、しかも明青のピッチャー役として出演させていただけるなんて夢のようです。昨年、とある仕事で「タッチ」の主人公・上杉達也役の三ツ矢雄二さんの生ぜりふを聴けたことにご利益があったのかもしれません!
――ご自身の役柄について
さとり感やゆとり感のある、現代っ子らしい男の子だなと感じました。そばから見ると複雑な家庭環境に身を置いている彼。そんな中にありつつも、どこか上杉達也に共通するひょうひょうとした性格が憎めない、可愛らしい人だと思います。
――「MIX」への思いがありましたら、教えてください。
「青春ドラマ」と「野球」のどちらも本作の魅力。少年らしいバカっぽさやどこか抜けている愛らしさを軸に据えつつ、マウンドに立ったときの底知れない存在感をしっかりと出していければなと思っています。同時に、走一郎や音美、春夏とのリアルな思春期具合も大切にしていきたいです。
――あだち充先生作品への思いなどがありましたら、教えてください。
僕の中であだち充先生作品といえば、やはり「タッチ」です。テレビアニメの再放送などで親しんでいた作品ではありましたが、この度、第1巻から原作マンガを拝読させていただき、あらためてすてきな作品だなと感じました。絵やストーリーはもちろん、あえてせりふの書かれていない独特の「間」に非常に魅力を感じています。空気感が大好きです。南ちゃん、最高!
――読売テレビ・日本テレビ午後5時半放送のアニメ枠への出演が続いています。何か意気込みなどありましたら教えてください。
そうなんです!(笑い) ありがたいご縁をいただき、とても感謝しております。大人にも子どもにも、幅広い視聴者の皆様に楽しんでいただける時間帯の放送。より多くの方々にアニメを楽しんでいただけるように、引き続き全力でお芝居に向き合って参りたいと思います!
――これから演じるにあたっての意気込み、ファンへのメッセージ
「タッチ」の世界観を引き継いでいる本作。関わらせていただける喜びと責任を感じつつ、心を込めて投馬を演じていきたいと思います。4月の放送を楽しみにお待ちください!
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