歌舞伎俳優の中村獅童さんが25日、ニコファーレ(東京都港区)で行われた、インターネット動画配信サイト「ニコニコ動画(ニコ動)」の大規模イベント「ニコニコ超会議2019」の記者発表会に登場。中村さんは、初音ミクと“共演”する超歌舞伎「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」について、「会場の皆さんが一つになるのがライブの素晴らしいところ。また私を興奮させてください。一つになって盛り上がれるよう倍返しします」と意気込みを語り、「体力限界のところで、今回も命懸けで務めさせていただきます」と誓っていた。
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「超歌舞伎」は、歌舞伎俳優とボーカロイドキャラクターの共演という新しい歌舞伎の形を実現。「ニコニコ超会議2016」で初上演された。第4弾となる今回は、「第22回AMD Award '16大賞 総務大臣賞」などを受賞した「今昔饗宴千本桜」を新たな演出で上演する。
会見場に現れた中村さんは、「超歌舞伎の季節になりました。みんな会いたかったぜ!」とあいさつして盛り上げると、初音ミクについて、「何というか才能、上達が早い。ずっと日本舞踊の稽古(けいこ)は続けていますから、さらにミクさんの踊りが進化しております」と期待感をあおっていた。
「ニコニコ超会議」は、音楽やアニメ、ゲーム、政治、スポーツなど、さまざまなジャンルを網羅したニコ動の大規模イベント。イベントの模様は動画でライブ中継される。12年に第1回が開催された。8回目となる今年は、幕張メッセ(千葉市美浜区)で4月27、28日に開催される。
この日は各出展ブースや企画が発表され、ロックバンド「GLAY」とビジュアル系エアバンド「ゴールデンボンバー」(金爆)による“対バン”ライブ「超プレミアムライブ GLAY×ゴールデンボンバー in 超音楽祭2019」の開催、「超将棋」の企画に藤井聡太七段や加藤一二三九段が出演することなどが発表された。