海に眠るダイヤモンド
第4話 沈黙
11月17日(日)放送分
俳優の間宮祥太朗さん主演の連続ドラマ「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)に、俳優の駿河太郎さんと尾上寛之さんが出演することが8日、分かった。原作は、人気マンガ「ろくでなしBLUES」「ROOKIES」などで知られる森田まさのりさんの同名マンガ。駿河さんと尾上さんは、原作でも人気が高いプロの漫才コンビ「デジタルきんぎょ(デジきん)」の金本浩史、藤川則夫をそれぞれ演じる。尾上さんは、「ROOKIES」を実写化した連続ドラマ(TBS系)で今岡忍を演じていた。
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原作は、2005年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載がスタートし、07年に「週刊ヤングジャンプ」(同)に移籍。15年まで連載された。ドラマは、お笑いに青春のすべてを懸ける高校生・上妻圭右(間宮さん)がクラスメートの辻本潤とコンビを組み、お笑い芸人を目指して奮闘する姿を描いている。辻本はロックバンド「黒猫チェルシー」の渡辺大知さんが演じる。演出は、お笑い芸人の劇団ひとりさんが担当する。
「デジタルきんぎょ」は、実力、人気ともに若手トップクラスで、圭右や辻本に大きな影響を与える重要な登場人物たちで、プライベートでは確執を抱えているという複雑な関係のコンビ。
――オファーを受けて。
「べしゃり暮らし」は、いつか実写化されるだろうと予想していましたが、まさか自分にお話がくるとは思っていませんでした。デジタルきんぎょの金本は、物語の中でかなり重要な人物なので、えらい役が回ってきたと責任も感じました。
金本は、愛のある人です。でも第一印象が怖いので、僕なりに怖いイメージを作っていったんです。そうしたら演出を担当する劇団ひとりさんに怖すぎると言われてしまいました(笑い)。僕はもともと“格闘家顔”なので見た目は怖いですが、性格は原作よりもう少し柔らかくなっていると思います。
――漫才シーンの撮影と相方役の尾上寛之さんの印象は?
相方役が尾上さんだと知って、ほっとしました。以前ドラマで共演して芸達者なのは分かっていたので、アドリブを言ってもなんとかしてくれるだろう、とにかく尾上さんについて行こうと思いました(笑い)。もちろん緊張はありますが、尾上さんから安心感をもらい、楽しんでやっています。
今回、僕たちの演じるデジタルきんぎょは、若手でも抜きんでているコンビという役どころなので、落ち着きやたたずまいに関して劇団ひとりさんもかなり気を配られていました。その説得力を出すために、尾上さんと2人でとにかく練習をしました。それでも自分で漫才をやるのは慣れません。脇汗がヤバイです。えらいところに手を出してしまったと感じています。このプレッシャーを毎回感じながらネタを披露している芸人さんたちは本当にすごいですね。
――演出・劇団ひとりさんの印象は?
劇団ひとりさんは、役者がやりやすいように現場の空気を作ってくださる方です。お笑いに関しては、絶対的な信頼を寄せ、お任せしています。役者の自分たちでは太刀打ちできないので、アドバイスもそのままいただいて演じています。劇団ひとりさんがこの作品を演出されるのは本当に適役だと思います。僕たちの仕事は、面白いかどうか視聴者の皆さんに判断していただくしかないので、とにかくまずは見てほしいです!
――オファーを受けて。
以前に森田先生原作のドラマ「ROOKIES」に出演させていただいたんですが、まさかまた森田先生の映像化作品でお声をかけていただけるとは思っていませんでした。この喜びは本当に大きいです。
原作の藤川は芸人としての道を切り開くために、体重を20キロ増やすんです。だから僕も太りたくて、オファーを受けてからひたすら食べ、短い期間でしたが、なんとか増量して、少しでも近づけるようにしました。藤川はものすごく面白い人なので、演じるプレッシャーは感じました。
――漫才シーンの撮影は?
漫才には慣れないですね。劇団ひとりさんに見ていただきながら、めちゃくちゃ練習しましたが、ステージに立つたび脚がガクガクします。相方役の駿河さんと2人で、1回やってしまえば落ち着くだろうと話していたんですが、実際には逆で、余計に緊張するようになりました。僕たちは、ドラマの撮影なのでやり直しもできますが、1回しかチャンスのない中でやっている芸人さんたちは本当にすごいと尊敬します。
――相方役の駿河太郎さんの印象は?
駿河さんとは以前ドラマで共演して以来、親交があるのですが、初めて一緒に飲みにいって酔っぱらった駿河さんが、「めっちゃうまいもん、おごるわ」と、コンビニでお父さん(笑福亭鶴瓶さん)の麦茶を買ってくれたんです(笑い)。あのときは、お父さんとの仲の良さを感じました。懐が深く、包み込んでくれるような存在なので、本当に(相方が駿河さんで)良かったと思いました。今回も、一緒に演じながらとても楽しい時間を過ごしています。
――演出・劇団ひとりさんの印象は?
劇団ひとりさんは、漫才に関してはライブ感を大事にされ、僕たち役者に対しては愛をもって接してくださいます。本当にいい現場です。このドラマは、登場人物みんなが成長していく物語です。それぞれの人間関係を、劇団ひとりさんがしっかり演出されているので、細かい感情の動きなども楽しみにしてほしいです。僕たちに関しては、自分たちでも楽しみながらやっている漫才に、ぜひとも注目していただきたいです!
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