銀魂:“最終訓”が20日に配信延期 空知英秋「今回はガチで終わります」

「銀魂」のコミックス1巻のカバー
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「銀魂」のコミックス1巻のカバー

 空知英秋さんの人気マンガ「銀魂」の“最終訓”が、同作の公式アプリ「銀魂公式アプリ」で20日に配信されることが6月14日、分かった。「週刊少年ジャンプ」(集英社)「ジャンプ GIGA」(同)で最終回を迎えられなかったことも話題になっており、“三度目の正直”で完結できるかが注目される。5月27日発売の「週刊少年ジャンプ」26号で最終訓が「6月10日配信予定」と発表されたが、集英社によると諸事情で6月17日に配信が延期。今回、再び延期が発表されることとなった。

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 「週刊少年ジャンプ」の公式Twitterで6月14日に「6月17日に銀魂アプリにて予定をしておりました最終話の配信について、配信予定日が『6月20日』に変更になりました。楽しみに待っていただいている読者の皆様に心からお詫び申し上げます。」と発表された。Twitterでは作者の空知英秋さんのコメントも掲載。経緯を説明し、謝罪をした上で「20日まで待ってください。今回はガチで終わります!」と語っている。

 「銀魂」は、昨年9月15日発売の「週刊少年ジャンプ」42号で最終回を迎え、約15年の連載に幕を下ろす予定だったが、完結しなかったことも話題になっていた。“最終回の向こう側”の連載が、同12月28日に発売された「週刊少年ジャンプ」増刊「ジャンプ GIGA」2019WINTER vol.1で始まり、今年2月22日に発売された同誌2019 WINTER vol.3で完結する予定だったが、またしても完結できず、公式アプリで“最終回の向こう側(続き)”が配信されている。20日に最終訓に当たる“最終回の向こう側(続き)”の第3回が配信される。

 「銀魂」は、天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代を舞台に、何でも屋を営む侍・坂田銀時らが難題を解決する姿を描いたSF時代劇コメディー。「週刊少年ジャンプ」で2003年12月に連載がスタートした。コミックスの累計発行部数は5500万部以上。テレビアニメ化されたほか、小栗旬さん主演の実写映画もヒットした。

 ◇空知英秋さんのコメント全文(原文ママ)

 現在6月13日木曜深夜、銀魂最終回ついに完成しました
が しかし もうこの段階で予定していた月曜配信からは はみ出てしまうという事で花束を抱いて祝・脱稿を待機していた歴代担当達がそのまま花束を凶器に次々襲いかかってきまして今3代目担当の体幹ゲージを削り切りGペンでこめかみぶっ刺して忍殺きめたら3代目の背中から4代目が生えてきた所です
やれやれ どうやら俺にはどこまでいってもハッピーエンドはないようだな。
…ではなく 楽しみにされていた読者の皆様 度重なる延期 大変申し訳ありません。配信の方は3日ほどのび 木曜辺りになるようです。度重なる最終回詐欺そして単行本・キャラブック発売延期にいたるまで 悪事に手を染めすぎて3日延期がマシに見え始めている僕はもう週刊漫画家としては再起不能です。恐らくジャンプからも干され これからは地下闘技場で死刑囚と戦いながら漫画を描いていく事になると思いますが、そこまでしてでも描ききりたかった最終回にたどりつかせてくれた読者の皆様 そして今僕の足元に転がっている担当だった屍どもには感謝の念しかありません。
ありがとうございました。……あれ?謝罪文じゃなくなってる。大変申し訳ありませんでした!!20日まで、20日まで待ってください。今回はガチで終わります!
最終回で会いましょう。では!!

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