マンガ誌「月刊コミックゼノン」(徳間書店)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「織田シナモン信長」の先行上映イベントが、このほど開催された。織田信長ら戦国時代の名将が現代の日本に犬として転生するアニメで、イベントには、織田シナモン信長役の堀内犬友さん、伊達ブー政宗役の犬川登志夫さん、武田ラッキー信玄役の犬田哲章さんら名前に「犬」が付く“謎の新人声優”が登場した。
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この日は、テレビアニメの第1、2話を上映。上映終了後のトークで第1、2話の感想を聞かれた堀内犬友さんは「実は、初回のアフレコは緊張しました。皆さんの圧がすごかったので、気合を入れて声を張って演技をしましたが、逆に皆さんは引きの演技をしてくれたので『やるな! おぬし!』と思いました。武将と犬を演じるときのメリハリがさすがで、完成(した作品)を見て感動しました」と振り返った。
犬川登志夫さんは「(アフレコは)とにかく緊張しました。皆さん演技講師をされている方ばかりですし、皆さんのバランスにどうしたら合うかをとても考えました。(本編を見て)絶対ヒットすると思いませんか?」と観客に呼びかけ、「今日来た方は、この作品の犬伝(宣伝)に努めていただけますよう、心からお願い申し上げます」とコメントした。
イベントには、尾田市子役の熊田茜音さん、三津秀人役の七海ひろきさんも登場。アフレコ現場で印象に残ったことを聞かれた熊田さんが「シナモンの足をクンクンする演技が全然できなくて、(堀内)犬友さんが実際に演じて見せてくださったんです。そのように演じたらできるようになって、その場でアドバイスをくださる先輩方に囲まれていて幸せだなと思いました」とエピソードを明かすと、犬川登志夫さんがすかさず「恐るべき新人ですね!」とツッコミを入れ、観客の笑いを誘った。
堀内犬友さんらが歌うエンディングテーマ「犬生は一度きり」も披露され、同曲のCDリリースが決定したことも発表された。また、楽曲の合いの手には、声優を務める杉田直司さん、櫻犬孝宏さん、犬上和彦さん、鈴村犬一さんが参加していることも明かされた。
最後のあいさつでは、七海さんが「毎週絶対に笑える、そして温かい気持ちで床につける作品になっておりますので、皆さんぜひ周りの方に勧めていただけるとうれしいです」と話すと、犬田哲章さんは「堀内犬友の代表作になると信じていますし、そう感じています」と期待を寄せた。堀内犬友さんは「高橋(英俊)監督含め、チーム一丸となって作っていきましょうという温度感がすごく伝わってくる作品です。感謝と優しさに包まれているので、やるだけのことはやりました」「私たち、みんなで“ワン”チームです!」と力強く語り、盛り上がりの中、イベントは終了した。
「織田シナモン信長」は、目黒川うなさんのマンガ。1582年の「本能寺の変」で無念の死を遂げた織田信長が、なぜか現代に犬として復活し、武田信玄や上杉謙信、伊達政宗などの武将たちも同じ犬として転生する……という内容。テレビアニメは、1月10日深夜からテレビ東京ほかで順次スタート。
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