ムロツヨシ:福田雄一手がける連ドラでGP帯初主演 7月期「親バカ青春白書」 娘役は永野芽郁

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連続ドラマ「親バカ青春白書」に出演する永野芽郁さん(左)とムロツヨシさん=日本テレビ提供

 俳優のムロツヨシさんが、7月に日本テレビ系でスタート予定の連続ドラマ「親バカ青春白書」(日曜午後10時半)で主演を務めることが4月21日、分かった。ムロさんは、ゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7~11時)の連続ドラマで初主演を果たす。ムロさん演じる父親の娘役を、女優の永野芽郁さんが演じることも発表された。永野さんのドラマ出演は、昨年1月期に同枠で放送された「3年A組-今から皆さんは、人質です-」以来、約1年半ぶりとなる。

 ドラマは、 2018年10月期に日本テレビ系で放送された、西森博之さんの人気ヤンキーマンガを実写化した連続ドラマ「今日から俺は!!」チームの最新作。ムロさんも出演したドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズなどの福田雄一さんが脚本統括、演出を担当する。同級生となった父と娘が、大学生活で絆を深める家族愛を描くオリジナル作品。

 ムロさんが演じるのは、娘が大好きすぎて、娘と同じ大学に入学してしまった親バカなシングルファザー、小比賀太郎(おびか・たろう)。職業は小説家。通称“ガタロー”は、妻を病気で亡くし、現在は父娘2人で仲良く暮らしている。永野さんは、大事な大事な箱入り娘、小比賀さくらを演じる。

 女子高育ちで、初の共学となる大学に通う娘を心配しすぎるあまりに、父親が娘と同じ大学、同じ学部に入学。40歳の父親が、ゼミ、サークル、飲み会、合コン、文化祭、バイトなどに大学の行事に首を突っ込み、青春生活を満喫する……という物語。

 ◇ムロツヨシさんのコメント

 GP帯において、連続ドラマの初主演を務めさせていただくことになりました。(初主演作品は)やはり、福田さんだったかーと思っています。この人が僕を呼んでくれたらうれしいなとはずっと思っていました。実は5、6年前から、飲み屋で福田監督にはこっそり営業していたんですよ。「まだだよ、ムロ初主演ドラマ、まだだよ! 雄一」と呼び捨てで、アピールしていました(笑い)。ようやく今回夢がかないました。

 芽郁ちゃんとは、がっつり共演できるので、とってもうれしいです。実はめっちゃファンだったんです。娘役が芽郁ちゃんというのは本当にテンション上がります。

 “鬼嫁”の旦那役というのは、演じる機会はよくあったのですが、今回は、娘だけを愛する親バカという役柄です。本当に楽しみです。どういう「親バカっぷり」になるかは、福田さんがどういう演出をしてくるかなので、怖さ半面、楽しみ半面です。でも実際、娘と同じ大学に通う親がいたら気持ち悪いですよね。ホームコメディーですけど、ホラーかもしれません(笑い)。

 ーー40代になって、大学生を演じることになりましたが、楽しみにしていることは?

 実生活として、大学に3週間だけ通っていたので、今回は、もっと学食とかを楽しみたいです。できたら、クラスメートたちと「オレンジデイズ」みたいなことしたいです(笑い)。キャンパスライフといえば、「オレンジデイズ」なので、みんなで集まって、授業をさぼって、恋愛したいです。掲示板の前で待ち合わせして、「待たせてごめん!」とかやってみたいですね。昔は携帯がなかったので、待ち合わせは掲示板の前が当たり前だったんですよ。

 ーー視聴者の皆さんにメッセージ。

 今回、日曜ドラマ枠に福田作品が「今日から俺は!!」ぶりに帰ってきます。また新しいコメディーの形を、今度は親子ドラマ、青春ドラマとして帰ってきます。「この親にして、この娘あり」というバカっぷりな親子のキャンパスライフ、楽しみにしていてください。

 ◇永野芽郁さんのコメント

 福田組が大好きだったので、今回このオリジナル作品に出演できて、ムロさんとご一緒できることはとてもうれしいです。ゲスト出演した「スーパーサラリーマン左江内氏」では、ムロさんと同じシーンがなかったので、早くセリフを交わしてみたいです。まさか、親子という関係性でお芝居ができるとは思っていなかったので、どんな親子になるのか今からとても楽しみです。

 今回、私が演じる役は、父親の「親バカぶり」に気づいていない、とってもピュアな娘です。父親が同じ大学に入学して、ようやく初めて「あれ、うちのお父さんって親バカなのかな?」と気づく設定です。連続ドラマでコメディーを演じるのは初めてなので、出演者のみんなと一緒にコケてみたいですね(笑い)。今、この時代に、「ズコッ」と! 福田さん、(コケる設定を)ぜひよろしくお願いします!(笑い)

 ◇高明希プロデューサーのコメント

 企画のきっかけは、福田さんとの「ムロくんが親バカって絶対面白いですよね!」という会話でした。「今日から俺は!!」の時も「今だからヤンキーが面白いんです!」と、即答でしたが、福田さんのその類いまれなセンスを支える中心には、常に高いアンテナが立っています。

 娘役も「芽郁ちゃんがいい!」と即答でした。これだと思ったものにブレがない。その感性の鋭さは、ドラマを見て楽しんでくれる方々の顔が、いつも目の前に見えているからだと思います。今、視聴者の皆さんにとって、日々の生活が今までにないほど、つらく苦しい時期だと思います。だからこそ、エンターテインメントに何ができるのか、皆さんの笑顔を思い浮かべながら、「笑い」にいそしみたいと思います。

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