新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で、 平常時に戻った時に、1泊以上の国内旅行や、テーマパーク、映画館での映画鑑賞などへの意欲が上がっていることが、ジェムパートナーズの意識調査で分かった。外出を伴う娯楽活動への飢餓感が増しているといえそうだ。
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調査は、2020年4月25~27日、5月9~11日の2度にわたり、インターネットで実施した。全国の15~69歳の男女を対象に、4月には4145人、5月には4218人の回答を得た。
調査では、コロナウイルス流行前と比べて、動画配信サービスでの動画視聴や、ゲームなど、自宅での娯楽活動に費やす時間が「増えた」と考える人が半数近くに達する結果となった。一方で「1泊以上の国内旅行」や「遊園地・テーマパーク」「映画館での映画鑑賞」といった外出を伴う娯楽活動に費やす時間が、「とても減った」と考える人も半数に上った。
「平常時に戻った場合の意欲」については、外出を伴う娯楽活動について、「とてもやりたいと思う」「やりたいと思う」を合わせるといずれも7割を超え、自宅での娯楽活動への意欲を上回る結果で、飢餓感がうかがえた。
また、外出自粛で「動画配信サービス」「定額制音楽配信サービス」「電子書籍・漫画」に費やす時間が増加していると考える利用者は、「とても増えた」「やや増えた」を合わせて4~5割に上ったものの、費用については「増えた」と答えた利用者は約15%にとどまっており、新たにサービスを追加するのではなく、それまでに加入していた定額サービスをフル活用している人が多いとみられる。