三田佳子:主演“終活ドラマ”クライマックス突入 “愛人”余貴美子と対峙 監督語る2人の女優の「闘魂」

NHK・BSプレミアムの連続ドラマ「すぐ死ぬんだから」第4話場面カット (C)NHK
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NHK・BSプレミアムの連続ドラマ「すぐ死ぬんだから」第4話場面カット (C)NHK

 女優の三田佳子さんが主演を務めるNHK・BSプレミアムの連続ドラマすぐ死ぬんだから」。内館牧子さんの同名「終活小説」のドラマ化で、第4話(9月13日放送)からいよいよクライマックスへと突入する。主人公・忍(おし)ハナ役の三田さんは、「残り2回はこのドラマの肝に。若い人とは違う78歳ハナさんの女の情念が、面白くて怖い展開です。お楽しみに」とコメントしている。

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 第4話は、ハナ(三田さん)の前に現れた亡き夫の隠し子、岩太郎(溝端淳平さん)。一級建築士で好青年の岩太郎に、忍家の一同は複雑。そして17年前、ハナが配達中に自転車から転んで入院した時、夫の岩造(小野武彦さん)は岩太郎の大学の入学式に行っていたことを知る。認知も望まず生きてきた愛人親子の姿を知って、ハナは自分でも思いもよらない衝動にかられ、夫の愛人で医師の森薫(余貴美子さん)に会う決心をする。勝負服のハナの前で薫は……。

 松岡錠司監督は第4話について、「本妻・ハナと亡き夫の愛人・薫が初めて対峙(たいじ)する場面が印象深いです。かつて、どうつっこまれても、答えられるだけの自分なりの覚悟は持っていたつもりであると、自身の気概を語ったのは大女優・高峰秀子さんですが、三田さんも余さんも、高峰さんと同様に演技するための闘魂を持ち合わせています。役を演じる際、自分がすべきことを十分に理解しています。かつ、そういう自分をひそかに疑ってもいる。つまりプロ中のプロの流儀で現場に臨んでいるわけです。緊張感が漂う中、私は二人の静かなぶつかり合いを舐めるように撮影しました。監督冥利に尽きますね」と振り返る。

 さらに「視聴者の皆さんには、本妻と愛人の対決とはいかなるものか、食い入るように見て体験していただきたい。実際に経験がある人は(本妻の立場だったのか愛人の立場だったのかは別にして)現実と虚構を比較されるのかもしれませんね、ちょっと怖いですが。このままでは終わらないなと容易に察しがつくと思いますので、結果、5話(最終話)まで見るはめになる可能性が大です」とアピールしていた。

 ドラマは全5回。NHK・BSプレミアムで毎週日曜午後10時に放送。

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