名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
「アオハライド」「ストロボ・エッジ」などで知られる咲坂伊緒さんのマンガが原作の劇場版アニメ「思い、思われ、ふり、ふられ」(黒柳トシマサ監督、9月18日公開)に出演する声優の斉藤壮馬さん。斉藤さんは天然で真っすぐな好青年だが、自分の本当の気持ちは言い出せずに悩む乾和臣を演じる。斉藤さんに和臣役への思いや、声優として大切にしていることなどを聞いた。
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「思い、思われ、ふり、ふられ」は「別冊マーガレット」(集英社)で連載されたマンガが原作。ダブルヒロインの山本朱里と市原由奈、山本理央と和臣の4人の恋模様を描いており、島崎信長さんが女子にモテモテだがある葛藤を抱えている理央、潘めぐみさんが理央の義理の姉の朱里、新人の鈴木毬花さんが理央に片思いする由奈を演じる。女優の浜辺美波さんや俳優の北村匠海さんらが出演している実写映画版も8月に公開された。 斉藤さんは、オーディションでは和臣と理央の2役を受けていたという。オーディション時は和臣のキャラクターをつかんでいるという確信は持てず、むしろ自身の声質の特徴から「理央のほうがイメージしやすいキャラクターではあった」と感じた。和臣は、明るい好青年だが本当の気持ちを口に出さない一面もある。
「今まであまりご縁がなかった方向性の役でしたので、声優として、いい意味でチャレンジングな役をいただけたことがうれしかったですね。本当はどう感じているのか、パッと見では分かりにくいがゆえに、追いかけたくなる。もっとこの人のことを知ってみたい!と思わせる要素があるのかなと感じます。本心はどこにあるんだろう?と思わせる一方、自分が好きなことはすごく熱く語る。その純粋さ、可愛さがいいギャップ。安心感、ミステリアスさ、好きなことに対する純粋さ、それが彼の魅力だと思います。好きなことに対してなら熱く語れる、というところに、共感できます」
和臣役を“チャレンジングな配役”と表現した斉藤さん。演じる上で大切にしたのは「飾らない部分、素朴で等身大な部分」だった。
「監督からも、誇張したお芝居ではなく『等身大の彼らがその場に生きて掛け合いをしているような映画にしたいんだ』というお話をいただいていたので。あまり決めすぎないというか、飾らないすてきな部分、素朴で等身大な部分を大事にして、こちらが変に演出しすぎず、素直に演じようとしました。あまり論理的に考えすぎず、矛盾したモヤモヤを和臣と一緒に感じることが大事かなと思いながら演じさせていただきました」
和臣というキャラクターと出会えたことを「ありがたい」と感じているという。
「元々、僕はお芝居のアプローチの仕方も『今、和臣がどういう情報を得ていて、どういう感情なのか』ということを決め切ってから臨みたいタイプなんです。ただ今回は、前日まではそうした準備をしておいて、本番では、その瞬間しかない掛け合いで生まれる、論理的ではない感情や矛盾している生っぽさを感じられればと思っていました。『思い、思われ、ふり、ふられ』じゃないですけど、うまくいくこともいかないことも起きるのが人生。イレギュラーなことを楽しめるようになってきた(声優人生の)流れの中で、この作品やキャラクターと出会えてありがたいなと思います」。
斉藤さんはさまざまなアニメに出演し、歌手としても活動するなど大活躍している。活動の中で普段から大切にしていることは……。
「人として普通なことですが、礼節を大事にすることです。お芝居には結局、人間性が出るものだとすごく思うので、役者である前に人として『ちゃんと日々を生きる』ということが、まわりまわってお芝居にもつながってくるのかな?と思う。自分を中心に物事を考えるようになったり、おごってしまう時もあるので、こうして言葉にして自分を戒めていこうという気持ちです」
来年は30歳になる節目の年。具体的な目標は立ててはいないが「今は若いキャラクターを演じることが多いので、年を重ねて、責任を負う役柄や人を指導するような役柄など、少しずつ演じられる幅は広げていきたいなと思っています」と話す。
「和臣が僕にとって珍しい出会い、新たな扉を開いてくれる出会いだったように、まだまだ出会ったことのない人々や考え方がたくさんあるので、声優としてどう咀嚼(そしゃく)していけるか、求めていただける限り挑戦していきたいと思います」と力強く語る斉藤さん。「思い、思われ、ふり、ふられ」で“新たな扉”が開かれた斉藤さんの挑戦に、これからも注目が集まりそうだ。
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