シン・ウルトラマン:1/33スケールの立像が円谷英二の出身地に 映画は2021年初夏に公開

シン・ウルトラマンの立像と(左から)庵野秀明さん、樋口真嗣さん、尾上克郎さん(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会(C)円谷プロ
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シン・ウルトラマンの立像と(左から)庵野秀明さん、樋口真嗣さん、尾上克郎さん(C)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会(C)円谷プロ

 映画「シン・ウルトラマン」に登場するシン・ウルトラマンのスタチュー(立像)が、11月3日に開館した須賀川特撮アーカイブセンター(福島県須賀川市)で初お披露目された。映画に登場するウルトラマンの33分の1のスケール、高さ約2メートルの立像で、必殺技のスペシウム光線を発射するポーズをしている。立像の披露には、映画の企画・脚本を担当した庵野秀明さん、樋口真嗣監督、尾上克郎・准監督も立ち会った。また、映画の公開が2021年初夏に決まったことも発表された。

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 須賀川特撮アーカイブセンターは、同市出身で、「特撮の神様」と称される円谷英二さんが礎を築いた特殊撮影の技術や作品などに関する貴重な資料を収集、保存、修復及び調査研究することを目的として作られた施設。立像は、庵野さんや樋口監督たっての希望で施設の開館に間に合わせるために急ピッチで制作された。

 庵野さんは「この須賀川特撮アーカイブセンターの顔として、お出迎えに相応しいものになったと思います」とコメント。樋口監督は「細部にこだわって作っているので、よく見てもらいたい。特に耳に注目してください!」と語った。立像は、2021年春ごろまで同所で展示予定。

 庵野さんは同所の開館について、「『特撮』の技術や資料などを保存するこの須賀川特撮アーカイブセンターが開館した本日は、『特撮』にとって第一歩といえる日です。まだまだ、日本中にある特撮ミニチュアの作品、資料を保全するために第2号、第3号とアーカイブを設立して、将来的にはミュージアムや特撮スタジオを建てるなど、『特撮』の未来につながっていくところまでたどり着けたらと思います。感無量過ぎて、ありがとうという言葉
しか出てきませんが、アーカイブセンター開館にご尽力いただいた皆様に感謝いたします」とコメントを寄せている。

 「シン・ウルトラマン」は円谷プロダクション、東宝、カラーが製作。東宝が配給する。2016年公開の大ヒット怪獣映画「シン・ゴジラ」(庵野総監督・脚本、樋口監督・特技監督)を手がけた2人が再びタッグを組む。俳優の斎藤工さんが主人公の“ウルトラマンになる男”を演じ、女優の長澤まさみさんが主人公の相棒役として出演。西島秀俊さん、人気グループ「Hey! Say! JUMP」の有岡大貴さん、早見あかりさん、田中哲司さんらも出演する。

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