放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
俳優の竹野内豊さん主演の連続ドラマ「イチケイのカラス」(フジテレビ系、月曜午後9時)に、裁判所事務官の一ノ瀬糸子役で出演している女優の水谷果穂さん。NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」(2019年)での清純なウエートレス・三橋佐知子や、連続ドラマ「凪のお暇(なぎのおいとま)」(TBS系、2019年)での陽気なエリィなど、さまざまな役を演じてきた水谷さんだが、今回は上品で清楚(せいそ)なビジュアルの一方、上司らに毒を吐く“毒舌”キャラで、新たな一面をのぞかせている。
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水谷さんは1997年11月3日生まれ、静岡県出身の23歳。2017年にシングル「青い涙」で歌手デビューもしており、2019年8月にはファーストアルバム「深呼吸」をリリース。美貌を生かしてこれまで写真集を3冊発売し、水着姿なども披露している。
さまざまなドラマに出演してきた水谷さんは、2016年に放送された朝ドラ「とと姉ちゃん」で唐沢寿明さん扮(ふん)する花山伊佐次の娘・茜の成長した姿として、終盤に登場し、女優として知名度を一気に広げた。2018年には、TBS系日曜劇場「ブラックペアン」に看護師の宮元亜由美役でレギュラー出演。浜辺美波さん、福原遥さん、山田杏奈さん、白石聖さんらと並んで「新世代ヒロイン」として雑誌に取り上げられたのもこの頃だ。
2度目の朝ドラとなった2019年の「なつぞら」では、広瀬すずさん演じるヒロイン・なつのルームメートで、新宿「川村屋」ウエートレスの佐知子を好演。なつの“東京のお姉さん”でありながら、どこか天然な一面がある佐知子を可愛らしく表現し、話題となった。
同年の「凪のお暇」では、中村倫也さん演じるゴンと仲良しのパフォーマーのエリィを演じた。肌を露出した派手な服装で、きつめのメークにパーマヘアと、これまでの清純なイメージとはかけ離れたビジュアルで視聴者を驚かせ、さらに、“パリピ”のような明るく陽気な演技で、視聴者を楽しませた。
そんな水谷さんが「イチケイのカラス」で演じる一ノ瀬は、裁判に関する事務仕事を担い、書記官たちをサポートする新人事務官だ。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称イチケイ)のメンバーの中で最年少でありながら、上司の部長裁判官・駒沢義男(小日向文世さん)や主任書記官・川添博司(中村梅雀さん)らに物おじせず思ったことを言ってのける度胸の持ち主として描かれている。
水谷さんは、役を演じるにあたり「(イチケイメンバーの)皆さんと一緒にいるシーンがかなり多いので、その関係性を楽しみながら、糸子の“あっけらかんとした感じ”を表現することを意識して演じています」と語っていた。
一ノ瀬は、堅物裁判官の坂間千鶴(黒木華さん)に、型破りな裁判官の入間みちお(竹野内さん)を紹介する際、「もったいない。顔は良いのに」と発言。かつて駒沢が裁判長として裁いたガラス職人が、窃盗犯の次に殺人犯として起訴された事件では、「部長が凶悪犯を野に放ったってことですか」と素直な気持ちを言葉にして、川添にとがめられた。
また、イチケイチームと東京地検第3支部チームとの野球の試合シーンでは、みちおと検事の井出伊織(山崎育三郎さん)がデッドボールを巡って乱闘になり、犬の「みちこ」を解き放って乱闘を収めたこともあった。
視聴者から「ギャップが良い」「上品なイメージの水谷果穂の毒舌が面白い」「水谷さん可愛いのにキツい」といった声も上がるなど、“毒舌”美人事務官の一ノ瀬役を通して、新たな魅力を放つ水谷さんの活躍に今後も注目だ。ドラマの第9話は5月31日午後9時から放送される。