SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第1話 再出発!集う麦わらの一味!
11月3日(日)放送分
人気アニメ「プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系)シリーズの第18弾「トロピカル~ジュ!プリキュア(トロプリ)」の人魚のローラの声優を務める日高里菜さん。ローラは、6月20日放送の第17話「人魚の奇跡! 変身!キュアラメール!」で、新たなプリキュアのキュアラメールに変身し、史上初の人魚のプリキュアが誕生したことも話題になっている。日高さんにとってプリキュアは子供の頃から憧れの存在で、ローラとの出会いに「運命」を感じ、プリキュアを演じる中で「幸せ」を噛みしめているという。日高さんにプリキュアへの思いを聞いた。
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「トロプリ」のモチーフは「海」「コスメ」で、テーマは「今一番大事なことをやろう!」。小さな島で生まれ育ち、春から都会の中学校に通う中学1年生の夏海まなつらが、やる気パワーを奪おうとするあとまわしの魔女と戦う。毎週日曜午前8時半に放送中。
「ローラは表情が豊かですし、純粋に演じていて楽しい」と語る日高さん。ローラは、人魚の国・グランオーシャンからやってきた人魚の女の子。ちゃっかり者の自信家で、思っていることをなんでも正直に言ってしまう。ワガママに見えるところもあるが、嫌われるタイプではない。可愛らしく、憎めないのは、日高さんの演技によるところも大きいのだろう。
「自分が!自分が!というところもあって、ワガママにも見える言動もありますが、憎めないところがあるんですよね。オーディションの時の資料にも『ちょっとワガママだけど、嫌われないように』とあって、嫌われないように!という気持ちがありました。でも、そういうところもないとローラじゃないですしね。バランスを相談しつつ、演じようとしていました。ただ、想像以上にまなつが『何でもこい!』と受け止めていただけたので、もっと遊んでもいいんだ!と思うようになったんです。不安があったのは最初だけでした」
まなつがいるからローラが魅力的に見えるし、その逆もある。まなつ以外のキャラクターも個性的で、ローラはさまざまな人間と関わる中で、さらに表情豊かになり、成長もしていく。
「まなつがあそこまで全力なのに、ローラが嫌われないように……と遠慮するわけにはいけません! 言い合いするシーンも多く、負けない!という気持ちでした。言い合いも気持ちいんですよね。まなつは太陽のような存在で、ローラとは違う強さを持っていて、二人のコンビによって、ローラの魅力がより増すんです」
まなつを演じるファイルーズあいさんからも刺激を受けている。
「ファイちゃんとがっつり共演するのは初めてでした。まなつとパッションを含めて全く同じなんですよ。当て書きなの?ってくらい。いろいろな刺激をいただいていて、ファイちゃんのお芝居に乗っからせていただいています。同じ方向を向いて元気、ポジティブになれるのが心地いいですし、楽しいです。ファイちゃんがいたら、楽しくないわけがない! 5人のチームワークも素晴らしいんです。こういう時期なので、全員そろって収録することは難しいのですが、だからこそみんなで頑張っています」
6月20日放送の第17話「人魚の奇跡! 変身!キュアラメール!」で、ローラはキュアラメールに変身した。「プリキュアなんだよ!と早くみんなに言いたかった(笑い)」という日高さんにとって特別なエピソードとなり、「夢でした」というプリキュアの名乗りも披露した。実は、日高さんが“プリキュアの変身”を経験したのは初めてではない。6月6日放送の第15話「みのりがローラで、ローラがみのり!?」で、ローラと一之瀬みのりが入れ替わってしまい、みのりとなったローラとして変身したことがあった。
「ローラとみのりん先輩が入れ替わった時、『トロピカルチェンジ!』とは言っているんです。最初、あのシーンで気合を入れて『トロピカルチェンジ!』と言ったら、『もうちょっと言い慣れていない感じで』というディレクションがあり、全力の変身はキュアラメールの時まで取っておきました(笑い)。みんなの名乗りをずっと見ていて、いいなあ……と思っていましたし、キュアラメールの名乗りは気持ちよかったですし、感慨深かったです。すぐに変身できたとしても幸せですが、ここまでいろいろな思いを重ねてきた中での変身だったので、特別でした」
キュアラメールの決めぜりふは「ゆらめく大海原(オーシャン)!キュアラメール!」で、チャームポイントはネイル。パンツスタイルなのも新鮮だ。日高さんはキュアラメールを見て「神秘的」と感じたという。
「ローラらしい強い意志を感じますし、格好いいですよね。変身後、ビジュアルがちょっと大人っぽくなって、りりしくも見えます。神々しさもあります。格好いいお芝居、神秘的なイメージを意識しています。声のトーンを少し落ち着かせているのですが、変身した後もみんなにツッコんだり、可愛い表情を見せたりもします。バランスを意識することもあります」
日高さんは子供の頃、シリーズ第1弾「ふたりはプリキュア」に夢中になった。日高さんにとってプリキュアは憧れの存在だった。
「女の子が素手で戦っていて、女の子も格好よく、強くあってもいいんだと勇気をいただきました。ずっとプリキュアに出たかったのですが、なかなかオーディションを受けさせていただく機会がなかったんです。プリキュアは特別な作品ですし、念願かなって、オーディションを受けさせていただき、ローラに出会えました。運命を感じています。これまでのプリキュアにバトンをつないでいただけたから『トロプリ』があるんですよね。ただ、第1話の収録の時、(シリーズの生みの親とも呼ばれる東映アニメーションの)鷲尾天プロデューサーに『これまでのバトンもあるけど、トロプリはトロプリらしくていいんです』と言っていただけたことも印象的でした。根底にプリキュアが大好きという気持ちがあるのですが、そこに縛られすぎずに、がむしゃらに楽しんでいます」
子供の頃、プリキュアに勇気をもらった日高さんは、子供たちに勇気を与える立場になった。
「兄の子供たちがプリキュアを見てくれていて、中学からの大親友の子供も見てくれています。プリキュアを見てくれる人がこんなに周りにいるタイミングでプリキュアになれるなんて、本当にうれしいです。私自身も今、プリキュアに出演させていただいたり、見たりする中でハッとされることがあります。昨晩もオープニングを聴いていて『シャイでいちゃSON』という歌詞に、そうだよね!と背中を押されました」
日高さんが「トロプリ」、ローラについて話す時、何度も「楽しい!」「幸せ!」と笑顔を見せていたのが印象的だった。「トロプリ」を見ていて、楽しくなったり、幸せを感じたりするのは、日高さんをはじめ声優陣、そしてスタッフの思いが込められているからかもしれない。「まだまだ楽しい展開が待っています」というから、今後の展開も期待される。
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