特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」(テレビ東京系)で、ヒロインのシズマ ユナを演じる豊田ルナさん。豊田さんは、斉藤由貴さんや細川ふみえさん、中川翔子さんらを輩出したコンテスト「ミスマガジン」で2019年のグランプリに輝いたことも話題の18歳で、5歳から子役としても活動してきた。笑顔がチャームポイントという豊田さんに「ウルトラマントリガー」に懸ける思いを聞いた。
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「ウルトラマントリガー」は、超古代の光の巨人伝説というコンセプトや シリーズ史上初めて描かれたウルトラヒーローのタイプチェンジなど、今年で25周年を迎えた「ウルトラマンティガ」の原点を踏襲。3000万年前、闇の力との戦いの末、悠久の眠りについていた光の巨人・ウルトラマントリガーが、光を継ぐ主人公・マナカ ケンゴと一体化し、地球の未来のため再び怪獣災害や闇の力に立ち向かう姿を描く。
「ウルトラマン」シリーズはもちろん、「仮面ライダー」シリーズ、「スーパー戦隊」シリーズを手掛けてきた坂本浩一さんがメイン監督を務め,ボーイズグループ「祭nine.」のリーダー・寺坂頼我さんが主人公マナカ ケンゴを演じる。テレビ東京系で7月10日から毎週土曜午前9時に放送される。
豊田さんは、坂本監督からのオファーで出演することになった。大役ということもあり、最初は「信じられなかった」と驚いたという。
「びっくりしました。まさか!と信じられなくて、すごくうれしいのですが、何かの間違いだったら……と怖くなってきたんです。衣装合わせ、本読み、といろいろなことが進む中で、段々と本当なんだ……と実感がわいてきました。隊員服を着ると、気合が入りますね。袖を通すと、やらせていただくんだ!という気持ちになるんです」
「ウルトラマン」は誕生55年を迎えた説明不要の人気シリーズだ。豊田さんは、歴史の重みを感じている。
「『ウルトラマンZ』、『ウルトラマンティガ』の映画、共演したこともある其原有沙ちゃんが出演している『ウルトラマンR/B』を見て、やっぱり格好いいですし、感動しました。『ウルトラマンZ』の腕相撲のエピソードなんて、涙なしには見られません。出演が発表された際もツイッターで見たことがないくらいリツイートしていただき、ワクワクしたのですが、緊張、不安もありました。でも、こんなに温かく迎えていただき、もっともっと頑張らないと!という気持ちになりました」
豊田さんが演じるユナは、シズマ財団の令嬢として、幼い頃からさまざまな英才教育を受けて育った才女で、17歳。怪獣災害に立ち向かうエキスパートチームGUTS-SELECTの一員として活躍する若き女性隊員でありながら、女子高生でもある。
「ユナちゃんは明るいですし、私も明るいところは似ていますね。ユナちゃんは、地球を守るという信念を持っています。私もお仕事をする中で、女優という夢に向かって進んでいます。一つの思いを持っているところは共通しています。ユナちゃんと自分の共通点を広げていくイメージで役作りをしています。似ていないところは運動神経かな? ユナちゃんは運動神経がよさそうですけど、私は……。豊田ルナがGUTS-SELECTに入ったら、役に立たないでしょうね(笑い)。怪獣に向かっていく桁違いの勇気もすごい! 私だったら逃げてしまいます」
坂本監督は「ウルトラマントリガー」について「みんなを笑顔にしたい」がテーマと説明したことがあった。先日、「ウルトラマントリガー」のオンライン発表会が開催された際、豊田さんの笑顔が印象的だった。
「笑顔がチャームポイントなのかな? ファンの方から『笑った時に見える歯が好きです』と言っていただいたこともあります。大変な時期ではありますが、『ウルトラマントリガー』をきっかけに少しでも笑顔になっていただければ!という思いで撮影に臨んでいます。発信する立場として役をしっかり全うしていきたいです」
撮影でも笑顔を大切にしている。
「笑顔が絶えない撮影です。テッシンさん(水野直さん)が、カメラが回っていない時も面白くて、みんな笑顔になるんです。坂本監督もすごく優しく、アクションについて教えていただいています。アクションもやるよ!と言われて、大丈夫かな?できるかな?とも思ったのですが、新しいことに挑戦できることがうれしい! 難しいけど、映像を見て、格好よく映っていると達成感がありますね」
ウルトラマンは、子供にとって憧れのヒーローだ。豊田さんも子供に憧れられるヒロインを目指す。
「外で撮影していると、子供たちに『ウルトラマンだ!』と言っていただけることもあります。子供の憧れの存在になることがうれしいのですけど、普段の行動を見直さないといけませんね。そんな変なことはしないんですけど(笑い)。しっかりしないといけません!」
豊田さんにとってヒーローは自身の母だという。
「ヒーローは、何でもできて、困難に立ち向かう姿が格好いいです。私が憧れるのは母ですね。先のことまで知っているの? 未来予知能力があるのかな?と思うことがあったり、何でもできちゃったりして、憧れますね。母でもあり、友達のような存在でもあり、助けてもらっています」
「ヒロインという大役をいただき、ここで終わらないようにどんどん先を見ていきたいです。シリアスや役、個性的な役などいろいろな役ができるような女優さんになりたいです」と話す豊田さん。「ウルトラマントリガー」、そしてさらにその先の活躍が期待される。
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