大雪海のカイナ:弐瓶勉×ポリゴン・ピクチュアズ 「見たことがない世界」をアニメに

「フジテレビ『+Ultra』ラインナップ発表会2022」で発表された新プロジェクト「大雪海のカイナ」の原案ビジュアル(C)弐瓶勉/大雪海のカイナ製作委員会
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「フジテレビ『+Ultra』ラインナップ発表会2022」で発表された新プロジェクト「大雪海のカイナ」の原案ビジュアル(C)弐瓶勉/大雪海のカイナ製作委員会

 フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」のラインアップ発表会「フジテレビ『+Ultra』ラインナップ発表会2022」が1月20日、同局本社(東京都港区)、オンラインで実施され、マンガ「シドニアの騎士」「BLAME!」などの弐瓶勉さんとポリゴン・ピクチュアズがタッグを組んだ新プロジェクト「大雪海のカイナ」が始動することが発表された。プロジェクトでは、テレビアニメ、マンガを展開する。弐瓶さんは、「シドニアの騎士」などで独特の世界観の作品を発表してきた。テレビアニメを手がける安藤裕章監督は、「弐瓶さんが見たことがない世界をイメージされ、克明に設定を作っていただいた。その世界をアニメでどれだけリアリティーがあるものとしてお見せできるかが課題」と語った。

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 「大雪海のカイナ」は、雪海(ゆきうみ)によって大地が消えかけた異世界が舞台のファンタジー。巨木・軌道樹(きどうじゅ)の頂から広がる天膜(てんまく)の上で暮らしていた少年カイナと、地上の少女リリハが出会い、滅びかけた世界を変える物語が始まる。
 
 発表会に登場したポリゴン・ピクチュアズの守屋秀樹プロデューサーは、同プロジェクトについて「弐瓶さんの本気の王道ファンタジーが見たいという思いから、2012年ごろに構想がスタートした作品。弐瓶さんがマンガの連載をしながら、50~100枚のイメージボードを描いてくださった」と説明。安藤監督は、弐瓶さんのイメージボードを見て「何一つとして普段身の回りにあるものが参考にならない」と感じ「デザインするのも、絵を動かすのもかなり苦労した」という。

 安藤監督はこれまでアニメ「シドニアの騎士」にも参加してきた。「自分が手がけてきた作品の何割かは弐瓶勉で出来上がっている」というほど弐瓶さんの作品の大ファンといい、「マンガの方も説得力があり、刺激される部分があります。アニメの絵作りも優秀な仲間たちがいますので、頑張ります」と意気込んだ。

 「大雪海のカイナ」は、弐瓶さん原作、武本糸会さん作画のマンガが2月26日発売の「月刊少年シリウス」(講談社)で連載をスタートし、テレビアニメが2023年1月から+Ultraで放送される。

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