平家物語:第4話「無文の沙汰」 病床に臥す徳子 怨霊うごめく

「平家物語」の第4話「無文の沙汰」の一場面(C)「平家物語」製作委員会
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「平家物語」の第4話「無文の沙汰」の一場面(C)「平家物語」製作委員会

 琵琶(びわ)法師によって語り継がれた古典が原作のテレビアニメ「平家物語」の第4話「無文の沙汰」が、フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で2月2日に放送される。

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 徳子は、待望の御子を授かったにもかかわらず病床に臥(ふ)してしまった。見舞いに来た重盛が片目で周囲を見ると、密議の陰謀で処分された者たちの怨霊(おんりょう)がうごめいていた。恩赦によって流罪になった者たちが解放され、徳子の息子が無事産まれるが、平家の立場は一層難しいものとなっていた。

 「平家物語」が連続テレビシリーズとしてアニメ化されるのは初めて。作家の古川日出男さんが「平家物語」を現代語訳した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09 平家物語」(河出書房新社)をベースとする。舞台は、平家一門があらゆる面で栄華を極めようとしていた平安末期。亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。びわの視点から、日本が貴族社会から武家社会に転換する激動の15年が描かれる。

 劇場版アニメ「映画 聲(こえ)の形」「リズと青い鳥」などの山田尚子さんが監督を務め、「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」などのサイエンスSARUが制作する。吉田玲子さんが脚本、マンガ家の高野文子さんがキャラクター原案、牛尾憲輔さんが音楽を担当する。

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