海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)の新キャストが、公式ツイッターで2月17日に発表され、柿澤勇人さんが源実朝役で出演することが明らかになった。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
柿澤さんは「平清盛」(2012年)、「軍師官兵衛」(2014年)に続き3度目の大河ドラマ出演。演じる源実朝は、源頼朝(大泉洋さん)と北条政子(小池栄子さん)の次男で、後の鎌倉幕府第三代征夷大将軍。公式ツイッターでは「頼朝の次男。優れた政治を行うが、その急死が京と鎌倉の激震を呼ぶ」と紹介された。
公式ツイッターでは発表前から、役者名を伏せたうえで、源実朝を演じるキャストとして柿澤さんの声だけが公開されていた。その中で柿澤さんは先日、脚本家の三谷幸喜さんと実朝が最期を遂げた鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)に祈とうに行き、実朝について話し合ったといい、「これまで実朝という人物が政治や戦い、争いなどに消極的だったがゆえに、逃げるかのように蹴鞠(けまり)や和歌といった趣味に興じていたという、割と文弱な将軍というイメージだったんですけど、決してそうではなくて、実は蹴鞠や和歌に没頭したのも朝廷側とのコミュニケーションを取って、より豊かな国にしようとか、そういった政治も含め、実はすごく賢い人間だったんじゃないのか、という話もしました」とコメント。
続けて、「宋(中国)に渡る船を作って、最終的にはそれは失敗に終わったんですけど、それも海外に向けての政治みたいなものを考えていたんじゃないのか、など『新しい実朝を作りたい』という話をさせていただきました」と語った。そして、「たくさん資料を読んで新しい実朝として頑張りたいと思っております」と意気込んだ。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷さん。野心とは無縁だった若者が武家の頂点に上り詰めた軌跡を描く。