ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
劇場版アニメ「トイ・ストーリー」シリーズなどのディズニー&ピクサーの最新作「私ときどきレッサーパンダ」が、3月11日からディズニーの公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信される。同作の監督を務めるのが、デビュー作の短編アニメ「Bao」で、第91回アカデミー賞の短編アニメーション賞に選ばれたドミー・シーさん。「私ときどきレッサーパンダ」で初めて長編アニメのメガホンを取るシー監督は、ピクサーが世界で愛される理由について「他と違うテーマにあえて挑んでいる」と語っている。
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「私ときどきレッサーパンダ」は、母親の前では真面目で頑張り屋のいい子だが、友達とハメを外して遊んでしまう自分は隠している少女・メイが主人公。メイは、とある出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなってしまう。悩みを抱えたまま眠りにつき、翌朝目を覚ますと、レッサーパンダになってしまっていた……という展開。斬新な設定で「本当の自分らしさとは?」という誰もが一度は悩むテーマを描く。
シー監督は「ピクサーははじめから、これまでとは違うストーリーを生み出すことに積極的だった。『トイ・ストーリー』の時からそうなの。あれは、男二人のコメディーともいえる。当時、アニメーションといえば、プリンセスやミュージカルが定番だったのに。ピクサーはいつも、ほかとは違うストーリーをあえて語ってきた。彼らは違った語り手に手を差し伸べているの」と説明する。
「私ときどきレッサーパンダ」は、「トイ・ストーリー」「トイ・ストーリー2」の原案を手がけるなど人気作に関わってきたディズニー&ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクターさんが製作総指揮を務める。ドクターさんは「映画を見る時、人々は、『こんなの、これまで見たことなかったね!』という体験がしたいんじゃないかと思うんだ。ちょっと脳を刺激されるような体験をね。僕らも、そういうものを作ることを楽しんでいる」と、ピクサーの価値観が形成された理由を明かしている。
ピクサーはこれまで、「おもちゃが心を持っていたら?」という新鮮な視点の「トイ・ストーリー」シリーズや、「子供の悲鳴をエネルギーにする会社」という斬新な設定の「モンスターズ・インク」シリーズ、“頭の中の世界”が舞台の「インサイド・ヘッド」など奇想天外なストーリー、設定の作品を生み出してきた。シー監督、ドクターさんが語るように「これまでとは違うもの」「これまで見たことがないもの」を追求し続けるからこそ、ピクサー作品は多くの人を魅了するのかもしれない。