第42回日本SF大賞:よしながふみ「大奥」が受賞

第42回日本SF大賞に選ばれた「大奥」
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第42回日本SF大賞に選ばれた「大奥」

 よしながふみさんのマンガ「大奥」が、第42回日本SF大賞(日本SF作家クラブ主催)に選ばれたことが分かった。2020年9月1日~2021年8月31日に発表されたSF作品の中から最も優れた作品に贈られる賞で、最終候補作は「大奥」「暗闇にレンズ」「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」「七十四秒の旋律と孤独」「ポストコロナのSF」「まぜるな危険」だった。贈賞式は4月16日に代官山蔦屋書店(東京都渋谷区)で開催される。

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 「大奥」は「メロディ」(白泉社)で2004~16年に連載。疫病で男性が女性の4分の1の人口になったことで男女の役割が逆転した江戸時代を舞台に、江戸城大奥の人間ドラマが描かれた。第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第13回手塚治虫文化賞大賞などを受賞。実写映画化、テレビドラマ化された。

 よしながさんは1971年東京都生まれ、50歳。1994年に「花音」(芳文社)に掲載された「月とサンダル」でデビューした。「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などでも知られている。

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