SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第4話 深海の冒険!迫りくる海底の脅威
11月24日(日)放送分
「月刊コミック@バンチ」(新潮社)で連載された小沢かなさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ブルーサーマル」(橘正紀監督)が、3月4日に公開された。大学の体育会航空部の学生たちの青春を描くアニメで、女優の堀田真由さんが声優に初挑戦したほか、島崎信長さん、榎木淳弥さんら豪華声優陣が出演することも話題になっている。航空部の主将・倉持潤役の島崎さん、航空部1年生の養成担当の先輩・空知大介役の榎木さんに、アフレコの様子、互いの印象などについて聞いた。
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榎木さん 同い年なんですけど、最初に会って話した時は同い年が少なかったよね。8、9年くらい前かな? 信長君の芝居、好きですね。
島崎さん やったー! 僕も(榎木さんのことが)好き!
榎木さん こんな探究心のある人はなかなかいないですし。常にもっとこうしたら……と考えている。語弊がある言い方かもしれないけど、完璧にいい人ではないんですよ。いい人すぎると、自分の考えを貫けなかったりしますし。ちょっと毒があるところが好きですね。
島崎さん 彼(榎木さん)もすごく貫く人。もちろん周りを見るけど、自分で表現したいことがあって、それを貫くよね。いい意味で、声優の文法に合わせすぎない。それを自分の意思で選択しているのが、いいなあと思います。飾らないというか、そこがすごく好き。今回の「ブルーサーマル」もそうだよね。
榎木さん 何か恥ずかしいね(笑い)。
榎木さん 空知は感情的なので、言っちゃたらマズいかな?ということを言ったり、思っていないことを言ったりします。似ているのは、そういうところかな。
島崎さん 人間誰しもいろいろな面がありますから、共感できる部分もあるし、できない部分もあります。倉持みたいに、周りから天才として見られ、実績もあり、認められているのは、格好いいなあ……と思います。
榎木さん (島崎さんも)そう見られていると思うよ。
島崎さん 見られていないよ!
榎木さん 尊敬している人も多いと思うよ。聞いてみたら? 「尊敬している?」って。
島崎さん それは聞かないでしょ(笑い)。
榎木さん 「誰の演技が好き」とか普段は言わないもんね。
島崎さん 僕は結構言うよ。「ここが好きです!」とか。そういう話が好き。
榎木さん 似ている部分もありますよ。
島崎さん 表現の仕方は違うけど、根本は似ている。だから、話が合うよね。
榎木さん 感覚が共通しているのかもね。
榎木さん いっぱいありました。普段のアニメの収録は、見ている人が分かるように、このキャラクターは誰と話して、距離はどれくらい離れているか……など説明的な部分を考えるけど、いい意味でそこがあまりないんですよね。説明しなくても、見る人が判断すると委ねているところがあったんです。
島崎さん 声を聞くだけで、立っているか、座っているかなどを空間を伝えようとします。でも、作品によって伝える情報量が違うんですね。「ブルーサーマル」のように、絵で表現している場合は、そこまで声に情報を乗せなくても、伝わります。感情、気持ちが乗っていれば、見る人の想像が広がるんです。「ブルーサーマル」に関しては、堀田さんの演技に引っ張っていただきました。それに、声のマイク乗りがいいんですね。
榎木さん そうだよね。
島崎さん 生で聞いてもいいけど、マイクを通すとよりよくなるというマイクマジックがあるのですが、堀田さんもそれがありました。声がいいんですよね。
榎木さん 堀田さんとどうなじむかを考えていました。
島崎さん 気持ちよくやっていただけるようにしたかったですし。
島崎さん あんなキラキラしていないんだよなあ……(笑い)。僕はゲーム、マンガ、アニメが大好きでした。今も好きですが。その時は、声優になるなんて考えていませんでした。発想もなかったです。
榎木さん 高校の時は剣道部だったので、土日も試合があって、遊んだ記憶がないですね。部活三昧でした。やりたくてやっていたわけではないんですけど。
島崎さん 何でやっていたの?
榎木さん 辞められないんですよ。何回か脱走しました。戻って謝るんですけど。途中から、「あと何日で卒業」とカウントし始めたり。最後までやりきり、解放感がすごかったです。当時は、声優になるなんて全く考えていなかったです。公務員になろうと思っていました。
島崎さん 大学に行っていないので、サークルに憧れます。キャンパスライフ、単位……。
榎木さん そんなにいいもんじゃないよ。僕は大学も剣道部だった。
島崎さん 逃げられなかったの?
榎木さん 狭い世界なんでね。「入るんだろう!」と言われたら入らないといけない。本当は文芸部とかがよかったんだけど。
島崎さん テーブルトークRPGが好きなので、大学だったら、時間もいっぱいあるだろうし、ずっとできそう。やってみたいなあ……。いつか、声優のみんなでもやってみたいですね。
榎木さん 面白そう! なんか濃くなりそうだね。
同い年の島崎さん、榎木さんは終始楽しそうに「ブルーサーマル」、演技、プライベートについて語り合っていた。「ブルーサーマル」では、堀田さんも含めて3人が抜群のコンビネーションを見せてくれそうだ。
※注:島崎信長さんの「崎」は立つ崎(たつさき)。
2024年11月25日 20:00時点
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