人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さん主演で、3月12日からWOWOWで放送・配信される「連続ドラマW 正体」（WOWOWプライム・WOWOW 4K・WOWOWオンデマンド、土曜午後10時）で、主人公の鏑木慶一を演じるスペシャルインタビューがWOWOWの公式YouTubeチャンネルで公開。一筋縄ではいかなかったと評する作品への思いや役作りについて語っている。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　ドラマは、染井為人さんの小説「正体」（光文社）が原作。ある夫婦の殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑を宣告された鏑木（亀梨さん）が移送中に脱走。行く先々で名前や姿を変え、潜伏先で出会う人々をさまざまな窮地から救っていくというストーリー。亀梨さんが主演した映画「事故物件 恐い間取り」の中田秀夫監督と再タッグを組む。

　インタビューで亀梨さんは、初めて脚本を読んだ時の感想について「一筋縄ではいかない、作品の中におけるエンターテインメント性が非常にある作品だと思った」とコメント。鏑木の役どころを「白に近いグレーな人間。真っ白じゃない人間」とした上で、劇中でさまざまな姿に扮（ふん）することについては「演じ分けをしてしまうとリアリティーが欠けてしまう。器用に演じてしまったら鏑木ではない、楽な所に行かないことを心がけた」と話している。

　2度目のタッグとなった中田監督について「その時のベストを判断する能力、監督のその潔さはすごい好きですね」とコメント。「各エピソードごとに全然違った魅力がある作品。その中に鏑木が存在している、この存在をどうみなさんが捉えてくれるか、それが一番大きな見どころになっていくんじゃないかな」と話し、鏑木が「どう生き抜くか、どう存在するかが一つ大きなテーマ。各エピソードに出てくる人たちとの巡り合わせ、空気感、何かを感じてもらえるような作品になるんじゃないかなと思います」と呼びかけた。